Joshua Tree
学名: Yucca brevifolia


 モハベ砂漠のシンボルであるジョシュア・ツリー 。サボテンではなくリュウゼツラン科の植物である。この名称は19世紀にモルモン教の開拓者がモハベ砂漠を横断した際につけたとされる。この木の形が、ジョシュアが天に手を差し伸べて祈りを捧げるという聖書の話を連想させたそうである。北米の南西部すなわち、アリゾナ州西部、カリフォルニア州南東部、ネバダ州南部、ユタ州南西部に分布し、比較的標高の高い地域(400-1800m)に生息する。モハベ砂漠の領域(境界)は一般に、ジョシュア・ツリーの分布により定義され、ジョシュア・ツリーはこの砂漠の指標種 (Index Species) とされる。デスバレーの山間部や、ザイオンの近くでも見かける。成長はやや遅く1年で10cm程度しか伸びない。年輪がないので樹齢を知るのは難しいが、数百年から千年生きるとされる。高さは15mに達する。




写真1
後方はシエラ・ネバダ山脈。
Near the Sierra Nevada Range, California



写真2
ジョシュア・ツリーの群生。
Near the Sierra Nevada Range, California



写真3
デスバレーの周辺の山岳地帯にも分布する。 
Racetrack Valley, CA



写真4
ジョシュア・ツリーの花
Joshua Tree National PArk, CA



写真5
ジョシュア・ツリーの実
Joshua Tree National PArk, CA


トップページへ戻る