Cholla Cactus (チョーヤカクタス)


 チョーヤカクタス(学名: Cylindropuntia bigelovii etc.)には、20種ほどがあり、北米の砂漠地帯に分布する。かつては、オプンチア属(Opuntia)に分類されていたがその後切り離され、現在はCylindropuntia に属する。灌木状のサボテンであり、成長すると高さは1〜2メートルになる。このサボテンの刺はオプンチア属と同様、先端に細かい逆はり(鈎)がついていて、先端がささるととれなくなるという特徴をもっている。茎節は外れやすく動物に付着して 伝播され、無性繁殖する。撮影中も油断すると体に刺さるのでかなり気を使う。アメリカ先住民は若い茎節を食用にしたそうである。チョーヤカクタスは、モハベ砂漠、ソノラ砂漠のほぼ全域にみられる。目の粗い水はけのよい土壌を好み、岩場や急斜面にも生える。



見渡す限りのチョーヤカクタス。触れると茎節がはずれて無性繁殖する。
地面にはたくさんの茎節が落ちている。
Teddy-bear Cholla: Cylindoropuntia bigelovii (Joshua Tree National Park, California)



白刺のチョーヤカクタス。Ryan Mountain 山頂にて。
(Joshua Tree National Park, California)



高さ2m、大型のチョーヤカクタス。基幹部分は木質化しており風格が漂う。
Chainfruit Cholla: Cylindropuntia fulgida (Organpipe Cactus National Monument, Arizona)



チョーヤカクタスの花は黄色系、赤色系があるが比較的地味な花である。
Buckhorn Cholla: Cylindropuntia acanthocarpa (Saguaro National Park, Arizona)



Cylindropuntia acanthocarpa - Buck-horn Cholla
(Saguaro National Park, Arizona)



Cylindropuntia echinocarpa
(Anza Borrego Desert State Park, CA)


トップページへ戻る