今までにレンタカーのパンクは2回経験しています。それほど頻繁に借りているわけではないので2回のパンクはかなり運が悪いような気がしますが。運はさておき、レンタカーがパンクした場合の修理代はだれが負担するかご存知でしょうか。レンタカー会社か借主の顧客か。答えはレンタカー会社です。
 1回目はかなり昔のことですが、返却する当日になってタイヤにボルトが刺さっているのに気がつきました。急に空気がなくなる気配はなかったのでそのままレンタカー会社まで乗っていき、「タイヤにボルトが・・・」とひとことコメントしてそのまま返却しました。修理代のチャージはありませんでした。




Torrey, Utah; 修理屋は?


 2回目は今年のことですがこのときは少々厄介でした。ユタ州のソルトレイクシティでレンタルし、1週間の日程でTorrey, Moab の2か所を周って最終的にはソルトレイクシティに戻って返却したのですが、タイヤの異変に気がついたのは2日目の朝です。その時はTorrey にいました。インパネにアラームが点灯しました; “Tire pressure is low (25 PSI). Add air.” 後で知ったのですが、その車の空気圧の基準値は35PSI だったので基準値の約4分の3でアラームが点灯する仕様のようです。すぐに車を降りてタイヤの外観を見ましたが変わったところはありません。空気もすぐに減る気配はありません。スペアタイヤはいわゆるスペアで少し細めです。レンタカー会社が空気圧のチェックをさぼったのかなと思いつつ、このままのって様子を見ようかと思いました。しかしまだ2日目なので空気を補充して、ついでにチェックしてもらおうと考え、修理工場を探すことにしました。近くにあったカフェで聞くと、「ここは田舎だから修理屋はない、20マイルほど戻れば1軒あるが」とのこと。20分かけて教えてもらった場所に行くと、車のパーツ屋兼修理屋がありました。いかにも町工場のおやじらしい主人がいたので事情を話すと、「ゆっくりバックしてみろ、タイヤを見るから」と外観を見てくれました。それで「何ともなさそうだから、空気だけ入れといてやる」。ジャッキアップもせず適当だなと思いつつも無料だったのでまぁいいか、と考え乗り続けることに。その日は何事もなく3日目、4日目もかなり走ったのですが何事もなく、やはりレンタカー会社がメンテナンスをさぼっていたのだろうと思いました。ところが5日目の朝に再びアラームが点灯したのです。その時はMoab にいました。これはやはりおかしい、ちゃんと見てもらおうと思い再び修理屋へ。今度は大きい修理屋だったので事情を話すとタイヤを外してみてくれました。するとやや小さめのボルトが刺さっているのが見つかりました(またボルト!)。見つかってやれやれです。ボルトが刺さっていてもほんの少ししか漏れないということがわかりました。修理はすぐに終わり、修理代18ドルを払いました。店の主人が明細書を出し、「これを見せればレンタカー会社が買ってくれるから」とのことでした。実はこの時までレンタカー会社が払うとは知りませんでした。

 7日目に無事ソルトレイクに到着し、レンタカーのカウンターのおにいさんに「パンク修理したけど会社が払ってくれる?」と聞くと、「良い質問だがわからない。レシートはあるか?」というので差し出すと、確認するからと奥へ消えて行きました。こういうケースはあまりないのだろうか、と思いつつ待っているとお兄さんが現れ、「オーケー会社が払う。レンタル料から18ドル引いておく」ということで一件落着しました。

(2013年6月30日)


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レンタカーのパンク