ライトアップはほどほどに(2)
以前にも富士山の光害に関するコメントを書きましたが最近撮影に行くたびに再認識します。
富士山周辺は関東近郊では比較的空が暗いのですが富士五湖周りで光がない場所はほとんどなくなったように思います。山中湖、河口湖は光だらけなので撮影するならこれを生かした撮影方法を考えないと厳しいでしょう。精進湖、本栖湖はその次に光が多い。西湖は比較的少ないですがそれでも光を入れずに富士山と星空を撮ることはかなり困難です。
どこか脇道に入っていけばスポット的に光が視界に入らない穴場がどこかに残っているかもしれませんが私は心当たりがありません。あったとしても星空マニアであれば人には教えたくないでしょうからなかなか情報は得にくいのではないかと思います。動き回ると私有地に入り込む可能性が高いので下手な行動は慎まなくてはいけません。別の話になりますが私有地に限らず公共の場所でも立ち入り禁止の場所に入り込んだり大体において写真家は評判が悪いので気をつけなくてはいけません。かくいう私も過去にうっかり私有地に入ってしまい注意されたことがありますので自壊の念を込めています。
河口湖(御坂峠より)
河口湖は市街地が多いのでそれを生かした撮影方法を考えるのが得策
山中湖
周りは市街地だらけなので視界から排除するのは無理。
うまく生かすことを考えよう。
本栖湖
左上の光は遠くの市街地の照り返し。
これはこれで面白いと言えなくもないが。。
精進湖
市街地は少ないが車の光は多い。
この写真は明るいのは月光のせい。
西湖
富士五湖の中では最も光害が少ない。
アップにすれば何とか人工光を視野から外すことができる。
鳴沢村
明け方の3時過ぎに天の川を背景に富士山を撮影していたら突然前景が明るくなった。
ふじてんリゾートの照明が点灯されたもの。ナイターは22時までなのでおかしいと
思い後で電話で確認したら夜明け前に降雪作業をするとのこと。
天体観測する人は要注意。
2017年3月5日
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