子どもクラブ(ポケット)

春休み・夏休み・冬休み中の預かり保育について


 多くの方から「預かり保育」を望まれ、1998年度より その必要性を感じて踏み切ることに致しました。

それは、幼稚園は教育の場であり、降園後は、ご両親・ご家族の愛情のなかで健やかな成長がなされるものと過ごしていましたが、近年 急速な高齢化と少子化が進み 社会の構造も著しい変化が感じられるようになりました。

 本来は、ご自分の仕事を犠牲にすることなく、子育てのできる社会であることが望ましいのですが、今の社会は残念ながら子育てに良い環境とは言えません。
伊達市においても、確かに週休二日制が浸透し労働時間も短縮されてきています。しかし、休日が土・日でなくなったり、勤務時間が変則的になったりで、大切な子育てに少なからず影響を与え 子どものリズムと、社会の流れが会わなくなってきているように思います。少子化の影響で近所に友達がいない、また転勤などで親しい人が少ないなど、子育てする上での不安を抱いている家庭も少なくないようです。

心も体も未発達な子どもたちが、このような社会の変化に合わせるということは、できるはずもありません。幼稚園として、子ども一人ひとりが豊かな心をもち、たくましく生きる力を育むための教育環境を考えた結果、社会の変化が直接子どもたちに悪影響しないように,子どもたちの暮らしに「ゆとり」を持たせることの出来るような「預かり保育」を考えました。



このように考えて初めて「預かり保育」を経験してみて、「預かり保育」の子どもたちの様子について気付かされたことを、お知らせします。

「預かり保育」の利用の仕方は各家庭いろいろでした。

     家庭の都合で預かる。

     「預かり保育」の時間(取り組み)を楽しみたく利用する。

     一緒に遊びたい友だちと誘い合って利用する。  

友だちと誘い合って利用する場合は初めから盛り上がっておりました。そうでなくても同じポケットの仲間ということで、男女を問わず短時間で仲間意識が生まれ楽しんでおりました。

特に良かったと思われることは、日々のクラスの中で、なかなか自分を出し切れない子や、園という大きな集団に圧倒されて友達と遊べない子ども達にとっては、自分を出し切れるとても良い場所となったことです。

集団の中では、なかなか出せなかった笑顔や、大きな声を出して遊ぶ様子に目を見張るものがあり、本来のお子さんの様子を見ることができました。

このようなゆったりした自由な雰囲気のポケット組で、絵本を読んでもらったり、みんなと何かを工夫して作ったり、考えたり、時にはおやつの時間に、おやつ作りを経験して楽しんだりと、異年齢の友だちとの暮らしの中で、家庭的な雰囲気を味わったりもしています。

これらのことを見ていて「預かり保育」ポケットは、今の時代にあった「子どもクラブ」といえるのではないかと満足しております。


「預かり保育」要項



1.「預かり保育」ポケットは保育終了後の預かり保育です。

預かり保育日は、毎月の行事予定でお知らせしています。

2.お迎え時間

    ・午後6時まで

3.預かり料


4.早朝預かりについて

  AM7:30より。ご家庭の都合で早朝登園願い受理者のみお預かり致します。

 金額は100円です。




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