■「針跡のまわりが青くなっちゃいました」


1、内出血・皮下出血です

血管の外に血液がでてしまった状態で内出血・皮下出血といわれます。「あおあざ」あるいは「あおじみ」「あおたん」はどこかに強くぶつけるとおこりますが、強くぶつけることで、毛細血管が破れて、中に出血して、それが皮膚の上からだと青くみえるのです。そのあおあざと同じように、血管に針を刺した時、あるいは献血中、あるいは献血後に血液が血管の外にでてしまった時、青くみえます。まわりの組織を圧迫して、重たいような違和感が出る場合や、押すと痛い場合があります。

2、血管に針を刺した時に起こる場合

血管を皮膚の上から触ることで、ナースは、その血管の走り方、血管の太さ、血管の皮膚からの深さ張りなどを見定めます。それは職人技というべきものですが、血管は大変個人差が大きいものでして、また針も太いですので、血管穿刺の際の失敗によって、内出血がおこります。ごめんなさいね。<(。_。)>

3、献血中に起こる場合

献血中に徐々に血液が外にでている場合もあります。採血中、痛み重苦しさなどありましたら、遠慮なく早めにナースにお伝えください。

4、献血後に起こる場合

献血後、止血を充分にする為に、止血バンドを10分程度していただき、ステプティという強めの絆創膏を1時間程度していただいてます。(ステプティは2時間を限度におとりください。肌にあわない場合次回お知らせください)けれども、重たいものを持ったり、お風呂などで強くこすったりすることにより、採血後に出血する場合があります。(一度止まった指の先のけがから お風呂などで また出血するのと同じことです)血管から出血していても、皮膚の外にでない内出血の場合、気付かずに徐々にでていることがあるのでご注意ください。

採血後は もし重い荷物や力を加えてしまった場合、針の場所をしばらく圧迫して、止血してください。それで大丈夫です。皮膚と血管の壁を一度に刺すと、ぴゅっと出血して、ドナーさんの洋服を汚してしまうおそれがあるので、皮膚をくぐらせてから、血管に刺す場合があります。その場合皮膚の針跡と血管の傷ついている場所がずれている場合がありますのでご注意ください。

5、治るの?

血管の外にでてしまった血液は、再び血管の中に吸収されて治っていきます。内出血の際お渡しする薬は、その場所の循環をよくして、痛みを軽減する効果のあるものです。薄く塗ってください。肌にあわない場合は やめてね。

血管の外にでてすぐは球状に近く、だんだんつぶれて平らになることで、はじめより青あざがひろがってみえることがありますが、平らになったほうが吸収は早いですので心配ありません。(その場合広がるのは、再び出血している意味ではありません)

もしご心配なこと、ご不安なことありましたら、遠慮なくルームの方にお電話頂くかお立ち寄り下さい。

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