■血小板献血をすすめられたんだけれど


1、血小板とは

血小板というのは、ぺたぺたくっつくことで、血をとめる働きをする細胞です。人体の中では、10日くらいの寿命です。 ですので献血で頂いた血小板は、献血後72時間(3日間)の寿命しかありません。 (貰った血小板は、今日うまれたばかりの10日という寿命を持つものから、今日で寿命がきれるものまで あります。また、人体の外にだすことでストレスかけられてますので)

2、どうして、血小板献血を優先的にすすめるの?

血小板は寿命が短いので、いっぱい献血して頂けた日の分をとっておくというわけにはいきません。一日の献血にきて頂ける人数は、お仕事や学校の関係で、土・日が多く、また、天候によっても違い、の日は人数が少なく、晴れの日に多いというように変動があります。でも、患者さんは、曜日や天候に左右されて、血小板輸血が必要になるわけではありません。一日に患者さんが必要な量を確保する為には、他の献血種類に比べて、血小板は優先的に、献血者の皆さんにご協力頂かなければならないのです。また、反対に、一日に必要な分を頂いたら、寿命が短いので、無駄にしない為に、血小板献血はお断りして、血漿献血をお願いするようになります。採血種類はドナーの方の希望が第一ですが、ぜひ ご協力をおねがいします。

3、採血機種

また採血機種についてですが、ドナーの方の血小板数、血液の濃さ、身体の中の血液の量に応じて、その時に適した機械があります。 さらに血小板は大きさがまちまちなので、機械によっては その方の血小板を白血球などと混同して、うまく血小板を頂けてない(つまり相性の悪い)機械があります。またもし一種類の採血機械にしてしまうと、そのメーカーさんの機械に不具合がでた場合、ルーム閉鎖という自体におちいりますので、採血機械は偏りないように、いろいろと取りそろえられています。混んでいる場合は、次に空くイスはどこかという問題もあります。このように大変いろいろな要因が組合わさりますので採血機械の種類に関しましては、ご希望に添えない場合が多々ありますが、よろしくお願いいたします。

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