■「献血のあとに、ご注意頂くこと」

本日は献血にご協力頂きありがとうございます。いくつか一般的なご注意を申し上げます。

1、水分補給

今日いただいた血液量の分だけ あなたの身体の中で血液が足りなくなっています。身体の中では、脚の筋肉にいく血管等がしまり、その分の血液を他の部分にまわすことで調節しています。ですから 今日一日、しっかり水分をおとりください。だいたい一晩寝ることで、血管の中の水分量は元に戻るといわれております。

2、献血後のVVR

VVRの項で申し上げましたが、ルームで休養後 外にでた後で気分が悪くなる場合があります。「あれ?変かな?」と思いましたら、その場でしゃがみこんでください。無理をしてふわーっと倒れて、どこかにぶつかった そのけがの方が心配ですので。だいたいの場合は、しばらく休むことで回復されます。もしお連れの方がいらっしゃいましたら、ルームの方にご連絡ください。おひとりの場合、症状がひどければ、きっとそばの方が声をかけてくれると思います。症状によっては、親切な方が救急車などを呼んで下さると思いますが、ぜひルームの方にもご連絡くださるとありがたいです。

3、カルシウムの補給

クエン酸の項にあるようにカルシウムの補給にも お気をつけ下さい。カルシウムは現代人に不足しがちの栄養素です。

4、針のあと

針の後に対しては内出血の項と同じですが、 献血後、止血を充分にする為に、止血バンドを10分程度していただき、 ステプティという強めの絆創膏を1時間程度していただいてます。(ステプティは2時間を限度におとりください)けれども、重たいものを持ったり、お風呂などで強くこすったりすることにより、採血後に出血する場合があります。(一度止まった指の先のけがから お風呂などで また出血するのと同じことです)血管から出血していても、皮膚の外にでない皮下出血の場合、気付かずに徐々にでていることがあるのでご注意ください。(お風呂自体はまったく かまわないです)採血後は もし重い荷物や力を加えてしまった場合、お風呂のあとなど、針の場所をしばらく圧迫して、止血してください。それで大丈夫です。

皮膚と血管の壁を一度に刺すと、ぴゅっと出血して、ドナーさんの洋服を汚してしまうおそれがあるので、皮膚をくぐらせてから、血管に刺す場合があります。その場合皮膚の針跡と血管の傷ついている場所がずれている場合がありますのでご注意ください。

5、コールバックについて

AIDSの危険性、SARSの危険性など、ご自分の血液が患者さんに輸血するには不安があると思われる場合、センターあてお電話ください。 献血の最後にお渡しした紙にセンターの専用番号、今日のあなたの血液の採血番号が書いてあります。電話は、24時間、機械の録音になりますので、採血番号をお知らせ頂くだけで、不快な思いをすることは ございません。

もし何かありましたら、ルームの方にご連絡くださいね


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