『Gファンタジー 12月号より』


悟浄が空を見上げながら「フッ」と微笑むシーン
彼はその時何を思っていたのか?
八戒曰く「皆心配してんだろォな」というようなことを思ってたらしいのだが・・・

八:「悟浄、悟空 もうすぐ出発しますよ。そろそろ起きて・・・」

部屋に悟浄がいないことに気づく八戒
昨日のことがあったので(7巻参照)、不安になって悟空を起こす

空:「・・えっ? もー、朝ぁ?」
八:「あっ・・・」

悟空の顔を見て八戒は驚いた

空:「なんだよ?」

自分の顔をマジマジ見つめる八戒を 悟空は怪訝そうな顔で見つめ返した

八:「悟空・・・これ見てください」

そう言うと、唐突に 持っていた手鏡を悟空の方へ向けた

空:「ん?」

鏡の中に映る自分の顔・・・なんと、自分の右の頬にはこんな文字が書かれていた

『さよーなら』

空:「なんだよ、これ?」
八:「・・・悟浄ですよね」

『ハァ・・・』と溜息を吐く八戒だったが

空:「そーいう八戎の顔にも・・」
八:「えっ・・?」

悟空に鏡を渡され、自分の顔を見てみる・・・すると、左の頬には

『探さないで下さい』

空・八:「・・・・・・」

これはただ事じゃないと思った二人は 三蔵のもとへ急いだ

空:「三蔵!大変だ、悟浄がいないんだよ!」
三:「その辺ぶらついているんじゃねぇのか?」
八:「違いますよ。これ見てください」

悟空と八戒は自分の顔に書かれた 悟浄からの『置き手紙』を見せた

三:「ったく、あのバカ・・」

悟浄の行動に呆れた三蔵は 頭を抱え、前髪を掻きあげた

空・八「・・・うっ、プッ」

何故か突然、悟空と八戒は笑い出した

三:「なんだよ、テメェら・・・」

こんな状況で 何笑ってるんだ?!と 三蔵は不思議に思った
三:「だから、なんだってんだ!」

しばらくして、ようやく落ち着きを取り戻した八戒が答えた

八:「・・・三蔵、鏡見てくださいよ」

そう言って、八戒はまた「ククッ」と笑い出す・・・
少しムッとした顔をしながら、しかし 八戎に言われるまま 三蔵は鏡を覗き込んだ

三:「・・・!! なんだこりゃ?!」

自分の顔を見て・・・三蔵は唖然とした

悟浄からの置き手紙は自分にも送られていたのである
その額に書かれていたのは、 だた 一言


「肉」


三:「・・悟浄のやつ。殺す!!」

浄:「きししっ(笑)、三蔵 怒ってんだろうな」

おしまい