その1 ――
「そこまでだ」
・・・例の如く高いところから登場の紅孩児
紅:「今日こそは決着をつけてやる」
空:「望むところだ!」
臨戦体制の悟空・悟浄・八戒・・・しかし、三蔵だけは違った
何かを訴えかけるような目で紅孩児を見つめている
その視線に紅孩児は気づく・・・
紅:「(どうしてそんな目で俺を見つめる?)」
三:「(・・・チャック開いてるぞ)」
紅:「(まさかコイツ、俺のことを・・・)」
三:「(気づけ・・・!)」
紅:「(ああ、解かっている)」
空・浄・八:「(もしも〜し・・・ι)」
こうして 三人置いてけぼりの状態で、三蔵と紅孩児の心理戦が繰り広げられていった・・・
その2 ――
『三蔵一行の人生相談室』
独:「・・・脂肪って付きやすいんだよな?」
浄:「でも、アンタ 歳の割には付いてねぇよな」
八:「そうですよね。独角さんくらいの歳になれば 脇腹辺りに付いてもおかしくないんですけどね」
独:「(・・・うるせぇ)」
空:「チッ、それじゃあ喰えネェじゃん」
独:「(・・・何を喰おうとしてるんだ?)」
三:「どーせロクなモン喰わせてもらってねぇんだろ?」
独:「(・・・図星だよ)」
その頃、吠登城では王子様筆頭に畑仕事で汗を流していた
紅:「やっぱり自給自足しかないだろ?」
百:「お金ありませんものね・・・」
李:「でも、こんな土地じゃ作物育たないよっ!!」
その3 ――
その昔、ある所に それは仲の良い親子が住んでおったそうな
ちび悟浄:「今日もソ○レでお肌ツルツルv」
爾燕母さん:「母さんも使っているわよ」
幼い弟は「フッ」と笑いながら母親に言った
浄:「俺の方がゼンゼンキレイ」
弟はツルツルのナマ腕&ナマ足を これ見よがしに母親に見せつけた
母:「・・・悟浄ってホントかわいいわね」
・・・母親のこめかみには 明らかに怒筋が立っている
しかし、母親は思った
(私も使っているのよ!その薬用○フレを・・・)
母親は表情も変えずに 年齢の割にキレイな肌を 目の前にいる小さな弟に見せつけたのである
「(・・・若いからって生意気言ってんじゃないわよ! アンタには色気ってもんが足りないのよ!!)」
「(フン、所詮 年齢は誤魔化せないんだよ。 オバさんは引っ込んでナ!!)」
『 バチバチッ!! 』・・・ただ、黙って睨み合う二人ι その場に緊迫感が漂う・・・
その様子を物陰から見ていた兄は思った
爾燕:「・・・お、俺 家出ようかなι」
兄は2人に気づかれないように、そーっとその場を離れようとした
・・・が、
母:「爾燕ッ!!」
浄:「兄貴ッ!!」
ビクッ!! ・・・・ι
母:「今日こそはハッキリしてよ! アタシとこのクソガキのどっちを取るかっ!」
興奮気味の声で詰め寄る母親の目は、明らかに血走っている・・・
浄:「あ〜、かわいそ〜。 こんなオバサンに脅されちゃ・・・な、ア・ニ・キ」
兄に気を使っているかの口ぶりで声を掛ける弟・・・しかし、その目からは殺気が漲っている
爾:「(・・・オヤジ、助けてくれ)」
二人の女の間で板挟みになってた オヤジの苦悩・・・
それを、たった1×歳にして 経験してしまった爾燕少年であった・・・
おしまい・・・・
