2004/3/10更新

玉掛け

2004/2/12,13,16


きっかけ。

  1t以上の吊り上げ荷重のクレーンを使用しての玉掛け(荷のワイヤー掛け)には必要ということで、これからいつ必要となるか分からないので、取得しようかと。  

      ※ 吊り上げ荷重: そのクレーンが吊り上げられる総重量のこと。(荷、フックなど)  

申し込み

早速申し込みでも。三重県内は、津のクレーン協会三重支部があるので、そちらへ出向き、年度内の予定と、申し込み書をGet.

勤務表と照らしあわし、行けそうな日程を見つける。なんと、小型移動クレーンと、玉掛けの両方を考えていましたけど、年度内は、玉掛けしか無理そうです。2月12、13、16日という日程で受講することに決定。

早速申し込みに行くのだが、実施月の2ヶ月前の中旬ということで、2月なので、12月16日〜受け付け、定員になり次第締め切りだそうな。定員は各40名。すぐに一杯になるんでは!!受け付け開始日に早速出向きました。費用は19000円也。少し高い気がするが、仕方ない・・・・。クレーン協会の会員になると若干安くなるらしい・・・。

2月に入り、受講票が届く。講習ということで、他の試験と違い、事前勉強しなくていいのがほんといい!!!

で、12日。

  今回使用した、教材ですが、画像忘れましたので、後日UPします。  

2月12日 講習1日目

     9時からの講習。やはり眠たい・・。重要ポイントは講習中で、強調してくれるので、ポイントは眠たくても、そこは押さえる!!

なんとか、1日目終了。確認印が押印されてます。明日も9時から。すでに疲れてきています。

 

終了後、早速地元ダイビングショップへ、上級ダイバーの学科講習を・・・。

ダイビングショップには、他にお客様がいたため、ダイビングの学科講習は、明日にすることにした。

 

 

2月13日 講習2日目。1日目と同じく、睡魔と闘う。時々負けることがあった・・・。

2日目も無事終了。実技の方は少し難しいかも・・・。

とりあえず、昨日できなかった、上級ダイバーの学科講習をしに、ダイビングショップへ・・・・。

少しダイビングの学科も進んできました。でも結構まだ残っています・・。しかも難しいところが・・・。(ダイビング講習状況はこちら)

 

 

実技の日までの2日間は、夜勤のため出勤です。

14日は自宅からいつものとおりで、北勢町の職場に向かいます。途中寮に寄り、入浴をして、最終地点、北勢町に到着し、

仕事に就きます。

15日の朝まで、いつものとおり異常はなく、無事引継ぎをし、夜勤は終了しました。

四日市の寮に戻る途中、富田山城線を走行中、よそ見をしていたため前車の停止に気づくのが遅れて慌てて、ブレーキ。ん?全くブレーキが利きません。どうやら、タイヤがロックしたみたい・・・。長い下り坂、しかも雨、しかもワダチに雨がたまり、それが余計に停止距離を伸ばす原因。ブレーキを踏んだとたん、前車にぶつかると感じたが、タイヤがロックしながら、若干路肩側にずれたのが幸いしたのでしょう、車間1mも無いところで止まりました・・・。冷や汗ものでした。そもそも、あんなところで、右折するやつがいるからーって思うところです。そんな事件がありながら、寮に到着しましたが、なんと、作業服とかを会社から持ってくるのを忘れてしまったのです・・・。とりあえず、着替え、昼食をとり、再び会社に向かいました。このときは、特に何も無く無事会社に到着。作業服などを積み込みそそくさと、会社を後にし、自宅(松阪)に向かいました。

しかし、3km程度走った信号付近で、電話が鳴りました。電話相手は、兄貴でした。もしかして・・・・。予感が的中しました。

昨年から、身辺で、不幸が頻発していた中、家の祖父も入院しました。脳梗塞の疑い・・・。一旦回復し、ホームに再度入っていたが、肺炎を起こし、再び入院して、家族に召集がかかったのです・・・。

先月は、親戚の人が、心臓裏の動脈瘤破裂の疑いで、緊急入院し、何とか持ちこたえたところでした。

とりあえず、病院に直接向かうことにし、2時間ほどかかり、松阪の病院に到着しました。

4Fの回復室に祖父は寝ていました。何とか、意識は戻り、若干呼吸はえらそうにしていますが、抗生物質を投与しているとの事。寝返りもうっている状態なので、暫くは大丈夫かということで、祖母を残し帰宅しました。

明日は、玉掛けの実技試験。家の祖父も大変気になります。

2月16日実技講習、朝の

集合が8時30分ということで、少し早く起床し、着替えをした。いつもなら親が起きているのにいない。

置手紙もない。時間が迫っているので、少し親のことなどを気にしながら、玉掛けの試験に向かう・・・。

実技試験の講習は、1時間ごと程度に休憩がある。最初の休憩時電話がなる・・・・。どうやら祖父は息を引き取ったとの事・・・。たぶん大丈夫と思っていたので、ショックを受けた・・・。

早速、会社にも連絡をし、通夜、告別式のため、2日の休暇をいただいた。(内容は記載しませんが、初めての葬式。ほんと大変でした・・・。)

実技講習内容は、

質量目測、ワイヤーの太さ当て、荷の移動の実技試験です。

9時に受け付けした後、4つの素材の質量目測の試験があります。

外に置いてある、鉄板(結構ぶ厚い)、木、切ったドラム缶に詰めたコンクリート、H型鋼。の4つの大体の質量を当てます。

で、物はこちらです。↓

H鋼 木材・コンクリート

鉄塊

 

しっかり寸法を測って比重を掛けてもいいのですが、なにせ120%程度の質量を言わなければならない。大は小を兼ねるっていうことか?確かに、目測は多い方がいいのである。実際1tあるのに700kgでは、危険なのである。

それが終了後、実技試験のための練習や、その他の吊り方を講習する。その途中、ワイヤーの太さ当てが行われる。

8mmから20mmのワイヤーがあり、試験管が言う太さのワイヤーを当てるのである。こちらも、細く見るのはいいみたいだ。実際10mmのワイヤーを8mmと言えば、間違った分がワイヤーのつり荷重の余裕になる。逆を言ってしまうと、余裕が無くなり危険方向なので、減点対象になる。昼からは、実技試験のための練習を繰り返し行う。

試験はどうやら14時45分からだそうだ。

14時45分。試験開始。受験番号は、54番。今日の実技講習は、後期日程なので、50番からです。実際は、4チームに分かれていて、4箇所で、試験が行われる。私は1チームの4番目となる。

最初の人が試験する。うまくいっている、次も次も。不合格となる減点対象のような事象は、無かった。

みんなうまいこといっているなーと感心しながら私の順番が回ってきた。

 

実技試験のあらすじ。 「 」内は、発声部。

 

1、吊り機材の点検、吊り上げ対象(吊荷)の目測をし、重心位置を確認する。

  「準備点検よし、質量**kg、重心位置よし。」

2、クレーンを呼び出す。(意味がなかなか分かりづらいが、詳しく知りたい方は、ぜひ受験を)

3、クレーンのフックを吊荷の上に持っていく。

  「周囲良し」(手での合図が入りますが、今回は省略します)

4、先ほど確認した、重心にフックを持っていく。

  「周囲良し」

5、次の受験者と共同で、ワイヤーを掛ける。

  ここで、色々呼称とかすることがありますが、省略します。

  フックを移動させるときは、必ず「周囲よし」を発しなければならないのです。

6、荷を少し上げ、ワイヤーを張る。

  ワイヤーの張りを確認していたところ・・・・・。

  ここで、緊急事態発生!!。フックに掛けたワイヤーが、重なっているではないですか!!。

  このまま地切りしなくて良かったぁー。すぐにフックを下げ、手直しをして再度、ワイヤーを張る。

  今度は、うまくいった。なんとか地切りした。

  「吊荷安定よし」

7、移動するにあたり、大体2m10cm程度まで、上昇させる。

  もちろん、呼称・合図は欠かせない。

8、大体そこまで上昇したら、

  「高さよし」

  相方が、スケールで、高さを確認する。・・・。(OK!!)

9、移動場所まで、吊り荷を移動する。

  「進行方向良し」

  大体の位置を指示し、その上まで、荷をもっていく。

10、大体の場所まで、きたら、

  「位置よし」で、荷を地面ぎりぎりくらいで、停止。

  荷の置き場所の中心をみて、荷をもっていく。

  ここで、若干失敗・・・。

  少し移動させるつもりが、指示の間違いで、かなり移動させてしまった・・・。

  また、少しずつ元に戻しながら、中心に合わせる。

11、中心に合ったら、ちょい下げで、着地させる。

   「着地よし」

12、着地したら、ワイヤーを緩め、クレーン操作者に終了の合図をし、ワイヤーを外す。そして、吊り機材の点検整理をして終了。

  「点検整理よし」

試験終了。ほんと疲れたよ・・・。

最後、全員集まり、後日合格した人には修了証が送付されるとの説明があり、解散となった。

私は、自宅の不幸のため、途中白いシャツ、黒いネクタイを購入し、帰りました・・・。

後日、修了証が届きました。

 

合格ですぅ。

この試験の合格で、自分の持っている資格が、30になりました。

次は、来年度になりますが、小型移動クレーンです。