2003/2/26 UP

ライト改造。(TOSHIBA K−243)

非常に危険(マニアック)なため,真似はしないでください。


ダイビングで、マクロにはまり,オリンパスのデジカメ5050を購入した。しかし、フラッシュだと,ハレーションを起こす可能性があるため,常時点灯のライトを作成することとした。

点灯部は、ハロゲン球。どうしても、ピンポイントに照らされるため,拡散して照らしたい。そこで,LEDを多数取り付けることに。

電源は考えた末、12Vが必要となる。計算などは、最後に。

 

改造対象は、TOSHIBA-K243 ↓これ。

K−243

 

まず分解。

とりあえず手で外せるところまで。

ここまでは序の口。ここからが正念場。

 

内部の導電部を外す。

奥の金具の取り外し。  取り外した金具。

 

外したら,SW部にリード線、コネクタをはんだ付けし、SW部のみ取り付ける。

 外した金具に、リード線をつけて、戻す。

 

電池は、単三型4本のスペースしかないため,高価になるが,一次リチウム電池を採用。

オリンパスの専用電池にあったため,12V取り出せるよう分解・改造。

 

注:電池を分解することは,危険ですので,精通された方の許可・指導のもとに行ってください。

なお、この件につきましては、各自の責任で行ってください。(何らかの不都合、事故等が発生した場合、当方は一切責任は持ちません)

オリンパスの3Vリチウム電池 まず外箱から・・・。

左:リチウム電池の原型。

右:外のパッケージを取り外し。真中の銀色部分通電部。短絡に注意。

 

内部の金具切断。 金具の取り外し。

左:取り外し時の短絡を防止するため,最初に切断する。(マイナス側)

右:分解したところ。

黒のフィルムまで、外す。 外したら、絶縁を実施。 

黒いカバーも取り外し外箱は、金属製で,マイナスとなっている。短絡防止で、収縮チューブで、絶縁する。

リード取付用のはんだ付け。

リード線取り付け用に直接端子部(+・−共)にはんだ付する。(短時間で行うため、ちょっとした技術が必要)

 

 

続いて、LED部の改造。まず、部品の調達。

LED(NSPW−500BS) 5mm LED

主要部品

日亜化学の白色高輝度発光ダイオード(LED)

型式:NSPW−500BS @300円×20個

定電流ダイオード

・定電流ダイオード                  

電流値 15mA @100円×10個

 

ユニバーサル基板の加工。

LED・ダイオード取り付け用ボードを作る。

 

発光部完成。

LED、ダイオード、コネクタ、リード線を取り付けたところ。

出来たところで,組み込みをしてみる。なんと!!!!

電池の周りに巻いた、絶縁チューブにより、電池4本が入らない。

絶縁チューブを外し,電池を入れてみる・・・・。入るが,短絡!!

電池が熱くなる・・・。この電池による製作は中止とする。

 

で、適当な電池を探しに行く・・・。あった!!。

Panasonic6Vリチウム電池。 ライト内には、背中合わせで,挿入する。

左:Panasonic製6V電池(CR−V6P)これを直列で、接続する。(価格は、@880)     

右:接続するためのリード線と、電池(ライト内に入れるためには若干の改造要)        

 

完成です。 取り付けて見ました。

左:完成したライト総部品

右:ライト取り付け状態 

まだ、ヒンジ部が足らないので,改造が必要。

 

ライト取付用金具。(すべてSUS304)

 

このライトを使用し、撮影したツアーです。(2003/2/15)

注:個人向けには、作成しておりません。             


参考データ

  LED NSPW−500BS :光度 6.4cd(IF20mA)、 指向特性 20度、 順電圧 3.6V

点灯時間

  CR−V6P公称容量 1500mAh

  LEDトータル消費電流

       1500[mAh]/15[mA]×10[列]=10h

 

照度計算 (ライト〜被写体 10cm、)

  6.4[cd]×20[個]/0.1[m]×0.1[m]=12、800[lx]計算上値。