あがりのバイク? K1200GT
 退屈なバイクと呼ぶべきか、快適すぎるバイクと呼ぶべきか

 R1150Rから、このK1200GTに乗った時、思わず「なんて快適なバイクなんだろう。」と笑みがこぼれた。
こんな素晴らしく快適なバイクが存在したんだと。

 まず風が当たらない。なにしろ、走行中にスクリーンを上げたり、下げたりまでできる。
バイクのくせに風が当たらないのである。
ネイキッドはバイクらしいが、80キロあたりから風圧がひどい。
50歳を過ぎると、風を感じて走るなんて格好いいことを言えなくなった。疲れてしまう。笑

 そして、エンジンが滑らか、・・・。 まるで、今自分が乗っているDOHCの車のようだ。
シルキーと言うらしいが、静かで滑らかでまさに2輪の車。
しかし、○○キロ?を超えると、エンジン音が変わる。
ジェット機のような迫力ある音をバイクの後方においてくるようにして走る。
アメリカンなどは、シートの下から音が聞こえるような感じだけど、このバイクは後方に音が聞こえるのである。

 スクリーンだけでなく、グリップヒーターにシートヒーターがあるので、秋と冬の快適さと言ったら、、。
その上、オートクルーズまで付いている。自分の車にもついていないのに、、、。
バイクにオートクルーズは要らないと思うかもしれないが(私もそう思っていた)、右手を休めるとかなり楽になる。

 最後に、このバイクは知らないうちに恐ろしいスピードまで上がり、コーナーをなんなく回る。
それもそれほどバイクを倒さなくてもコーナーをクリアするような感じがする。倒すとステップをすってしまう。笑
だから、そんなに頑張らなくても快適に速く走ってくれるバイクだと思う。

 そんな快適なバイクは退屈だと言うかもしれない。
 そんなバイクに乗るなら車に乗ればと言われるかもしれない。
 
 用途をツアラーとして、またはノンストップで何キロも走るとして、おじさんのバイクとして、
磨くよりも走りを重視したいバイクとしたら、最高だと思う。

 しかし、

 このバイクは、すごく重い。
なんせ300キロ近い。
 なんでこんなに重いんかなぁ。
センタースタンドを立てるときなんか、かなりの気合いを要する。走ると快適だけど、停めると最悪。

 このバイクの、横の姿は格好いいと思う。
しかし、斜め前方からのスタイルは鯨かナマコに見える。

 シルキーなエンジンは、時々退屈になる。○○キロオーバーなんて、そうそう出さないし、。
時々、カワサキやホンダの4気筒とすれ違うと頑張っているなぁと思う。こっちは、シーンだし。笑
まぁ、静かなバイクは疲れも少ないが。

 速く走し続けることを宿命としてつくられているようで、低速だと退屈。まさに二輪の車状態。
そんな時は疲れて疲れて、、、。
車の後ろを走るより、積極的に走らないと楽しめないバイクかも?

 しかし、なんでこのバイクはパーツがないんだろう?
完成したバイクと考えるべきか、パーツが単にないのか?
基本的にいじるバイクは、ネイキッドかアメリカンなんだろうな。
個性がなくてつまらんかも? 色の違いしかありませんから。このバイクには。笑

 最 後 に
 あがりのバイクとして、いじるのよりも乗ることを重視する人にお奨め。
磨いたり、改造したり、音を楽しむ人とか、気楽に乗りたい人には絶対に勧めません。
また、写真を撮りたい人にもお奨めしません。 どんな角度も絵になりませんよ。笑

 なんかよくないバイクのようですが、今の私にはベストだと思ってます。
後、何年かのバイクライフで、なんとか下道1000キロをするにはこれしかありませんから。