SAX

Joshua Redman / Elastic

Joshua Redman (ts,as,ss)
Sam Yahel (key)
Brian Blade (dr)

曲目
1,Mlten Soul
2,Jazz Crimes
3,The Long Way Home
4,Oumou
5,Still Pushin' That Rock
6,Can A Good Thing Last Forever?
7,Boogielastic
8,Unknowing
9,News From The Front
10,Letting Go
11,The Birthday Song (Intro)
12,The Birthday Song

とうとうオルガントリオまで辿り着いてしまった。
Brian Bladeのタイトでワイドなドラムと底に張り付くようなSam Yahelのオルガン。Joshuaらしい洗練された複雑なリズムとメロディー。オルガンだけではなくシンセ、フェンダーローズ、ピアノと何でもこなすSam Yahelの器用さにはビックリ。前作の「ya ya3」から数ヶ月とたたずに出されたアルバムだが、それを上回る仕上がりだ。

11/8/2002

Kenny Garrett / Happy People

Kenny Garrett (as.ss)
Vernell Brown (p)
Chris Dave (dr)
Charnett Moffett (b)

Special Guest
Bobby Hutcherson (vib)
Michael "Patches"Stewart(tp)
Jean Norris (vo)
Marcus Miller (b)
Randy Razz (gt)

曲目
1,Song For DiFang
2,Happy People
3,Tango In 6
4,Ain't Nothing But The Blues
5,Song #8
6,Halima's Story
7,Monk-ing Around
8,A Hole in One
9,Thessalonika
10,Asian Medley
11,Brother B. Harper

全体を通して感じる共通のワード。「民族」。
特に本人の言うようにアジアを感じるアルバム。
Kenny Garrettのノンビブラートのサウンドはとてもスピリチュアルで神秘的なアジアンサウンドととてもよく合う。
民族的だがとても洗練されている。
3曲目めは変拍子の4/4+2/4でChris DaveのタイトなDrumと
Bobby HutchersonのVibraphoneがなんともエキゾチックだ。
10曲目は、赤とんぼ〜アリラン〜翼をください、というメドレーなのだが、こんなに美しいメロディーだったのかということを今頃になって教えられた。11曲目ではエンディングで「さくら」に移行していく。
Kenny Garrettのサウンドはロングトーンを聴いてるだけでも飽きないかもしれない。

4/3/2002

Michael Brecker / Nearness Of You : The Ballad Book

Michael Brecker(ts)
Pat Metheny(g)
Herbie Hancock(p)
Charlie Haden(b)
Jack Dejohnette(dr)
James Taylor(vo)

曲目
1,Chan's Song
2,Don't Let Me Be Lonely Tonight
3,Nascente
4,Midnight Mood
5,The Nearness Of You
6,Incandescence
7,Sometimes I See
8,My Ship
9,Always
10,Seven Days
11,I Can See Your Dreams
12,Say It(Over And Over Again)

 おそらく誰もが待ち望んでたアルバムではないだろうか。バラッドの演奏はどんなベテランも一番難しいと言う。会話でもそうだ。とつとつと語り合うには多少の技術がいる。
 今回のアルバムは見ての通り、かつてのコルトレーンカルテットの時のようなすばらしいメンバーだ。スペシャル・ゲストとして参加しているJames Taylorとのコラボレイトは暖かくて「John Coltrane And Johnny Hartman」を思い出させる。おなじみのPat Methenyとの演奏には安定感がある。今回は何曲かガットギターを演奏していて、私はこいいう感じがとても好きだ。何度も何度も繰り返して聴きたくなる1枚だと思う。

 

Stefano di Battista

Stefano di Battista(as,ss)
Elvin Jones(dr)
Jacky Terrasson(p)
Rosario Bonaccorso(b)
Flavio Boltro(tp)

曲目
1,Elvin’s Song
2,Johnny’s Time
3,Nico’s Dream
4,Your Romance
5,Little Red Ribbon
6,Adderley
7,Hall
8,Song For Flavia
9,Time For A Solo
10,Anastasia
11,Chicago 1987
12,Like A Turner
13,Solo

最近人気の高いヨーロッパのJAZZ。その中でも有名ミュージシャンとの数々の共演を果たし注目を集めているイタリア出身のサックスプレーヤースティファーノ・ディ・バティスタだが、今回はコルトレーン・クァルテットを支えてきたドラムのエルヴィン・ジョーンズとの共演だ。曲のほとんどがスティファーノ自身のオリジナルなのだが、どれもメロディーが美しい。ソロになるとキャノンボールのようなアグレッシヴなフレーズをフルトーンで鳴らし、ソプラノで吹くバラードはヨーロッパの美しい街並みを連想させる。エルヴィンのメロディアスなドラミングと折り重なるように綴られる音楽。ぜひ今後も続けてもらいたいユニットだ。

G.M.PROJECT / MR.J.P.

Kenny Garrett(as.ss)
Charnett Moffett(b)
Carlos McKinney(p,key)
Louis Hayes(dr)

曲目
1.Mr.J.P.
2.House Jazz
3.My Mother's Spanish Song
4.Century Change
5.Oh Brotha
6.Black Beauty
7.Steppin' With Ganz
8.Good Viberation
9.Our Love

Kenny Garrettが中心となって結成されたユニット。さまざまな音楽の要素を取り込み新しい音楽を模索している。曲によって方向性がまったく違うのでおもしろい。
この先も注目したいユニットだ。

 

Branford Marsalis Quartet / Contemporary Jazz

Branford Marsalis(ts,ss)
Joey Calderazzo(p)
Jeff"Tain"Watts(dr)
Eric Revis(b)

曲目
1,In The Crease
2,Requiem
3,Elysium
4,Cheek To Cheek
5,Tain Mutiny
6,Ayanna
7,Countronious Rex

メンバーを見てもタイトルの通り、これはまさにコンテンポラリージャズだ!!
つい最近突然に亡くなったケニー・カークランドに捧げて作った「Requiem」は曲の美しさはもちろん、4人の演奏が遠くから降ってきて全身を包む。それは水に落としたコインのようにゆらゆらと左右に揺れながら底にたどり着くことなく静かに沈んでいくようにも感じる。
「Elysium」は一転して早いテンボをコルトレーンのようにモーダルでスピリチュアルに演奏し、スタンダードの「Cheek to Cheek」では比較的ストレートアヘッドな演奏をしている。
アルバムの最後に録音されている隠しトラックでは普段ではなかなか聴けないブランフォードを聴く事が出来る。

Joshua Redman / BEYOND

Joshua Redman(ts)
Aaron Goldberg(p)
Reuben Rogers(b)
Gregory Hutchinson(dr)

曲目
1,Courage(Asymmetric Aria)
2,Belonging(Lopsided Lullaby)
3,Neverend
4,Leap Of Faith
5,Balance
6,Twilight...And Beyond
7,Stoic Revolutions
8,Suspended Emanations
9,Last Rites Of Rock'N'Roll
10,A Life?

コンポーザーとしても有名なショシュアの新作。作曲、編曲すべてを彼が手がけているだけあってとてもクオリティーの高い作品に仕上がっている。
今回のアルバムではほとんどの曲が変拍子という構成で、ちょっと疲れそうな気がするかもしれないがこれがなかなかいい。変拍子の中に起伏のあるスピリチュアルな音楽を感じる。

Michael Brecker / Time Is Of The Essence

Michael Brecker (ts)
Pat Metheny (g)
Larry Goldings (or)
Elvin Jones (dr)
Jef "Tain" Watts (dr)
Bill Stewart (dr)

1,Arc of the Pendurum
2,Sound Off
3,Half Past Late
4,Timeline
5,The Morning of This Night
6,Renaissance Man
7,Dr. Slate
8,As I Am
9,Outrance

アルバムを出すたび、演奏をするたびに進化するマイケル・ブレッカー。今回も今持っている100%の演奏、アイデアを聞かせてくれる。前回に続いての参加となったパット・メセニーはもうこのバンドには欠かせない一人と言えるだろう。今回のアルバムでは3人のドラマーが参加しているがそれぞれ違った持ち味を聴かせてくれる。中でもエルヴィン・ジョーンズとの共演はどうしても現代のコルトレーンとの見方のされるマイケルのあえてそこから離れて行こうとする強い意思を感じた。

Tony Martinz & The Cuban Power / Maferefun

Tony Martinz (as)
Gonzalo Rubalcaba (p)

その他多数

曲目
1,Tumbao pa' mi timbal
2,Gracias Chuncho
3,Pa' lo' Latino
4,Cha Cha Cha para mi alma
5,Mr. Coltrane
6,Latin Funk
7,Homenaji A Emiliano
8,A Babalu Aye

最近日本でも「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」という映画が公開になったが今はキューバが熱い!!トニー・マルティネスを知る人はまだ少ないかもしれないがサックスだけでなくピアノ、パーカッション、ヴォーカルもこなし作曲、編曲もするという数少ない多才なミュージシャンだ。このアルバムではなんとキューバを代表するピアニストであるゴンサロ・ルバルカバが参加している。その複雑なリズムの中には悲しみなんて存在しない。音楽は楽しいものだということを改めて感じさせてくれる。