1年1組(ダブり)の角都と1年2組の飛段はいつも一緒。
行きも帰りも休憩時間も昼休みも。
高校で知り合ったのに、クラスも違うのに、いつからこうなったのか二人とも覚えてない






放課後、飛段はよく居残りプリントしています。
合格しないと家に帰れないのです。


角都は勉強は得意です。
学年5位内には必ず入ってます。
もう一度1年生をやっているのは昨年大怪我をして入院していて出席日数が足りなかったからです。
体にたくさんの傷があるので真夏でも長袖です。


今日も飛段は居残りです。
角都も待っててくれます。
待っててくれてるだけです。


角都は飛段の困った顔やちょっと泣きそうになっている顔が好きなので手伝うどころか教えてもくれません。
時々、「それ違うぞ」って言うだけです。


飛段の目元や鼻が赤くなったら角都のバイトの手伝いを交換条件に手伝ってあげるつもりです。

はっきり言って悪趣味な人です。

でも、飛段には、大事なたった一人の友人です。




お金が大好きな角都はコンビニでバイトしてます。
角都は無愛想ですが、計算も早いし、気もきくし、手際もよく、何より変な客が寄り付かなくなったので店長さんも大喜びです。


飛段は時々角都の手伝いをします。
でも、計算も間違えるし、陳列された物をよく落とすし、まあ、角都がその辺は馬鹿にしながらもフォローに入るので問題ありませんが、どう見ても手伝いというより邪魔しに来ている感じです。


でも角都は気にしてません。
とても楽しそうです。


気にしているのは店長さんです。品物が・・・・


まだまだ続きます!