A子「かしら、かしら、ご存知かしら〜?」
A子「なんかまたどこかで誰かが死んだみたいね」
B子「そなの?」
A子「だって、そこのお墓でまた穴を掘ってたもの」
B子「その人、穴掘るのが趣味なんじゃないの?」
A子「でも、掘った穴はちゃんと埋めらるわよ」
B子「じゃあ、埋めるのが趣味なんだ」
A子「ちが〜う。お墓になってる、ってこと」
B子「お墓作るのが趣味ってことね」
A子「お墓なんて作りたくても作れるものじゃないわよ。埋める死体がなきゃ駄目なんだから」
B子「じゃあ、死体を作るのが趣味んだわ」

…ウ〜、ウ〜、ウ〜(サイレン音フェイドイン)

B子「あ、パトカー…」



「少女革命ウテナ」の影絵少女です。もう9年前の作品か〜。
シリアスな話でもコミカルな話でも、幕間に現れてコミカルにシュールに意味深な寸劇をしていく影絵少女は「ウテナ」の中でも特異でありながら作品を象徴するような存在でした。

たとえるなら…、そう、「エクセルサーガ」におけるナベシン。
…ごめん、嘘。

黒薔薇編が好きなんですが、黒薔薇編におけるC子の一人芝居+ウテナの冷めたツッコミ、というスタイルはいまひとつ。あと、最大の謎はC子のヘアバンド部分がつつぬけになってるって事でしょうか?


影絵少女                「少女革命ウテナ」
(2006.11)


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