A子「かしら、かしら、ご存知かしら〜?」 A子「なんかまたどこかで誰かが死んだみたいね」 B子「そなの?」 A子「だって、そこのお墓でまた穴を掘ってたもの」 B子「その人、穴掘るのが趣味なんじゃないの?」 A子「でも、掘った穴はちゃんと埋めらるわよ」 B子「じゃあ、埋めるのが趣味なんだ」 A子「ちが〜う。お墓になってる、ってこと」 B子「お墓作るのが趣味ってことね」 A子「お墓なんて作りたくても作れるものじゃないわよ。埋める死体がなきゃ駄目なんだから」 B子「じゃあ、死体を作るのが趣味んだわ」 …ウ〜、ウ〜、ウ〜(サイレン音フェイドイン) B子「あ、パトカー…」 「少女革命ウテナ」の影絵少女です。もう9年前の作品か〜。 シリアスな話でもコミカルな話でも、幕間に現れてコミカルにシュールに意味深な寸劇をしていく影絵少女は「ウテナ」の中でも特異でありながら作品を象徴するような存在でした。 たとえるなら…、そう、「エクセルサーガ」におけるナベシン。 …ごめん、嘘。 黒薔薇編が好きなんですが、黒薔薇編におけるC子の一人芝居+ウテナの冷めたツッコミ、というスタイルはいまひとつ。あと、最大の謎はC子のヘアバンド部分がつつぬけになってるって事でしょうか? |
影絵少女 「少女革命ウテナ」 |