BF団十傑集  素晴らしきヒィッツカラルド


ヒイッツカラルド・近影 「史上最強の指」の持ち主。その素晴らしい指は親指と中指を交差させ、弾いて鳴らすことにより真空波を発生させることが出来る。この素晴らしい真空波はカマイタチ現象によってありとあらゆる物質を切断することが可能なのである。
 この世に斬って斬れぬもの無し、ヒイッツカラルドの指パッチン、という訳だ。真空波であるため鉄分を帯びておらず翹磁大撥解に屈することも無い。おそらくコンニャクも両断できるに違いない。多分。この強烈な真空波はステップを踏みながらダブル、交差、流し、ターン、背面撃ちと曲撃ちを交えながらリズミカルに繰り出される、恐ろしくも素晴らしい技である。ガンダムを呼ぶときには注意が必要。
 作戦の遂行よりも破壊・殺戮行為に喜びを感じ、楽しんでおり、女子供も情け容赦はなくその手にかける。その正確が災いしてか十傑集の中では一番格下とされている。(だが、基本的には十傑集は同格)

地球静止作戦では国際警察機構の最高司令部ともいえる南の梁山泊に十傑集のマスク・ザ・レッド、直系の怒鬼と共に現れて打虎将 李忠をはじめ数多くのエージェントを惨殺、梁山泊の一画を破壊する。
 しかしその後に梁山泊ごと聖アーバーエーへとテレポートさせようとする銀鈴の大規模テレポートに巻きこまれてしまうのだが、銀鈴のそば(テレポートの中心地)に居ながら強烈な抵抗を示したためか、かろうじてテレポートは免れたが、下半身と左半身が岩の中に実体化してしまう(おおっと!テレポーター!→いしのなかにいる!)。テレポートに巻き込まれた国際警察機構の構成員や血風連の面々が無事テレポートアウトしたところを見ると変に抵抗をしなければ無事に梁山泊と共にテレポートアウト出来たのではなかろうか、と推測されるがテレポート能力には術者の意思も介在する為、銀鈴が意識的に行ったのではないか、との説もある。

 半身が岩と一体化してしまったものの一命は取り留めたのだが、マスク・ザ・レッドに救助を乞うたがとどめを刺される結果となる。いや、とどめすら刺されず、苦無で突かれた挙句に己の真空波を跳ね返され自らの指を切断させられ、そのまま放って置かれるという惨めな最期をとげる。おそらくはこの地球静止作戦において死亡、と思われる。

 ヒイッツカラルドの技は今川監督が自動ドアを通る際に何の気なしに指パッチンをしていたところ、指パッチンとともにドアが左右に開いた(斬れた)ところから着想を得たものらしい。
 2巻を作成している時点で思いつき、先に誰かに使われるのが悔しくて早く使いたくて仕方が無かったらしいのだが、多分だれも使わないと思うので大丈夫じゃないでしょうか、今川監督。
 そういえば、小説版ジャイアントロボに国際警察機構マンハッタン支部の秘密兵器、聖火灯から、核爆弾の数倍の威力を持つ超威力のビーム光線を放つ「自由の女神砲」なるものがある。今川監督秘蔵のネタで、OVA版ジャイアントロボでは削らざるを得なかったため、先に誰かに使われると悔しいので「機動武闘伝Gガンダム」にて対デビルガンダムのネオアメリカの最強兵器として登場するが、多分だれも使わないと思うので大丈夫じゃないでしょうか、今川監督。



名前:素晴らしきヒィッツカラルド(すばらしきひぃっつからるど)
職業:BF団幹部 十傑集
演:原 康義
登場話:第6話、第7話
コミックス版での呼称:小覇王・フィッツカラルド
キャラクター原形:ヨミの側近(宇宙細菌編)/「バビル2世」
好きなウィザードリィの武器:まっぷたつのけん
得意なお手伝い:まっぷたつ