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☆『降るプラチナ』2000年7月22日 東京・九段会館大ホール

   <注>自己流の速記でメモしたものをもとにしていますので、
      間違い等多々あると思います(テープレコーダー等は
      持ちこみ禁止でした)。ですから、「こういう感じだ
      った、ということで、予めご了承下さい。

   17:00会場着。意外と人が少なくてまばら。風が吹いていたの
   で、正門のところはわりと涼しかったです。ともあれ、こんな
   に立派なところに来たのは初めてなので(武道館すら行った事
   がない…)、なんというか、圧倒されました。

   17:18、2列になって整列開始。注意書きがありまして、「花束・
   プレゼントなどを、直接アーティストに渡すことはできません」
   「カメラ・ビデオ・カセットなどの持ちこみはできません」と
   ありました。個人的には、花束ぐらい良いのでは?と思いましたが。

   17:42開場。なんと、「カメラ・チェック」なるものがありました。
   私の数少ないコンサート経験で初めてだったので、驚き、かつ
   少々呆れてしまいました。確かにカメラ等が迷惑、というのはわか
   ります。わかりますが、他人に自分の鞄の中を探られるのは、あま
   り良い気がしませんね。

   もし、カメラなどで撮影する人がいたら、スタッフの人などが巡回
   して注意したりするとか、他に方法があるのではないでしょうか?

   入り口付近で、グッズを売っていたので書いておきます。

   1.パンフレット  2000円
   2.コットンバッグ 1200円
   3.マウスパッド  1200円
   4.CD&MDケース 1000円
   5.風鈴      1000円
   6.ピンズバッジ   600円

   全部買うと7000円。これを高いとみるか、安いとみるか?ですが、
   セットで全て購入すると、良いことがあるそうです(詳しくはMCで)。
   グッズを集めているかたは、少し多めにお金を持っていきましょう。

   私は、最小のMust Itemのパンフレットだけ買いました。
   残念ながら曲目リストはありませんでしたが(コピー紙でもいいから
   入れて欲しかった)、貴重な写真などがいっぱいあるので、購入して
   損はないと思います。

   さて、そのまま席に座れると思っていたら、大間違いでした。なんと、
   18:05までホールそのものに入れなかったんですよ!それぞれの入り口
   にはスタッフの人が立っていて、入れないのです…。ここで、ひとこと
   「諸事情により、まだ入場できません」というようなアナウンスでもし
   てくれれば良かったのですけども。始まる前なのに、少し興醒めしてし
   まいました。

   そして、座れたのは良いのですが、何時何分から始まる、というアナウンス
   が無かったのも残念でした。だって、もしトイレとか行きたい人がいたら、
   気が気ではないのでは???実際、何人か中座されたお客さんもいましたし。

   私は、別に開演が遅れるのは(事情があれば)構わないと思います。でも
   その後の対応がちょっと…。

 

   さて、気を取り直して。

   18:32、照明が落とされ、いよいよ開演です。

   18:35、下手より昭乃さん登場。赤と黒のチェックのロングスカートと、
   スラブ系の民族衣装を思わせる、七分袖の、胸元と背中の大きく開いた
   (フローレンティン・ネックライン?)植物柄のブラウス(?)という
   いでたちでした。以下、MCを挟みつつ、曲目を書いていきます。

1. 「スプートニク」
   
  こんばんは(拍手)!すごい開場が遅れちゃって、お待たせして
  すみませんでした。しかも今日は、危険なぐらい暑い中を、ここ
  まで辿りついてくれて、ホントに有難うございます。
   
  最後までゆっくり、休んでいって下さい(拍手)。
   
2. 「Orange Noël」
   
3. 「Flower」
   
  どうも有難うございます。5月に発売になった、3年ぶりにやっと
  発売になった『降るプラチナ』から、3曲聴いていただきました。
   
  では3年前に作ったアルバムの『そらの庭』から、何曲か聞いて下
  さい。
   
4. 「空から吹く風」
  (ここで、昭乃さんはピアノの前へ)
5. 「小鳥の巣」
   
  楽しいですか(場内笑い、拍手)?わたくし、こんなしゃべりかた
  なのですが(はにかみつつ)、ラジオを毎週やっていまして、日曜
  の夜「Nack 5」という埼玉のFMで、「ビリジアン・ハウス」という
  10分くらいの番組をやっていますが、気がついたらもう3年以上もや
  っていて、だいぶ、はなしながら息ができるようにはなったのですが
  (場内笑い)、なかなか思う通りにはできてないのですけども、一番
  良いのは、珍しい本や、面白い不思議な本とかの情報交換をする場に
  したいなぁ、と思っていて、本とか映画とか絵とか、あと、なんだろ
  う…。そういう、他にあんまり探せないようなものを探した人に教え
  てもらって、みんなもみてみようみたいな、そういう番組にできたら
  良いなぁ、なんて思ってます(笑)。いつまで続くのかわかりません
  が、もしよかったら聞いて欲しいなと思います。
   
  よく名古屋とかからも、ハガキを書いてきてくれたりして。で、こち
  らの友達にテープを録ってもらって(と、身振りで示しつつ)、時差
  はあるけど聞いているかたもいらっしゃって、そんな感じでも良いで
  すから、ラジオとはいえすごくテンポの速い(笑)、同時代的なもの
  というより、のんびりやっていく感じなので、良かったら、ハガキと
  かを沢山書いて、今日の感想とかも書いてもらえたら、すごい盛り上
  がるかなと密かに思ってます(笑)。
   
  では、ラジオのほうにリクエストが一番多いと思われる曲を歌います。
   
6. 「アトムの光」
  (再び昭乃さんはピアノのところへ)
7. 「愛の温度」
   
8. 「Flower Crown」
   
  今日はほとんど自分で作った曲ばかりなんですけど、「巨匠」菅野よう子
  さんの曲が一曲だけしかないので(笑)、つまんないのかもしれないけ
  れど(笑)、その曲から聴いてもらおうかな、と思います。
   
  (ここで昭乃さんはピアノから離れて、飲み物を取りに…)
   
  (お客さん)何飲んでるのー?(場内笑い)
   
  のど飴入りの紅茶です(笑)。
   
9. 「VOICES」
   
10. 「She was working」
   
11. 「Reincarnation」
   
  有難うございます。
   
12. 「願い事」
   
13. 「ガレキの楽園」
   
  どうも有難うございました(拍手)。もう、あっという間なんですが、
  最後の曲になってしまいました。アルバムのタイトル曲になっている
  「降るプラチナ」を聴いて下さい。
  (三たび昭乃さんはピアノのところへ)
   
14. 「降るプラチナ」
   
  どうも有難うございました。
  (いったんここで、メンバーの皆様は退場。19:50)
   
  (アンコールの拍手で2分後に再び登場)
   
  どうも有難うございます。今日ここに、生きて、歌えることがホント
  に私は幸運だな、と思っています。
   
  どうも有難うございます(拍手)。
   
  では「楽しいお友達を紹介しよう」のコーナーです(笑)。
   
  まず、ドラム、田中徹さんです(拍手)。ハンサムでしょう?「ジャン
  ・アレジ」にそっくり?「サイズ」というバンドでサポートをしていた
  時代に、ずっと一緒に苦労を共にした人です。
   
  そしてこちらがCHiBUN(チブン)さん(拍手)。実は私、14年前の86年
  にデビューしたんですが(笑)、その時にデビューアルバムでギターを
  弾いてもらっているし、一回だけFM東京のホールでライブやったんです
  が、その時も弾いてもらいました。それで、久しぶりに「会ってみたい
  んじゃないの?」ということで、お呼びしました。
   
  それから、キーボードは、細見魚くんです(拍手)。今回、一曲目が始
  まる前の「フワー」っていう音とか、あとロケットが飛んでたところの
  絵とか描いてくれたり、あと他にも色々やってもらって、音楽だけでは
  なく、ホントに絵っていうか、描くもの…、アーティストで(照れなの
  か細見さんは顔をそむけてしまったので)、向こう向かないで良いんで
  すよ(笑)。声は小さいんですけど(笑)、私のVictorのディレクター
  の井上さんとかと一緒に話すと、「細見さんは無口だけど、作品は饒舌」
  っていうことになってます(笑)。
   
  あちらが、もうおなじみの、私、ライブをちょこちょこと、2・3年おき
  ぐらいに(笑)やってるんですけど、その度に来てもらっている坂元俊介
  くんです(拍手)。
  (「坂元さーん」という黄色い声が!)
  ちょっとビックリしちゃいました(笑)。実はこうみえてもこのバンド、
  モテモテバンドなんです(笑)。こうみえて、というのは失礼ですけど
  (場内笑い)。「え!そういう人とつきあってたんだ」、みたいな(笑)。
  みんなモテモテバンドです。そんな中でも坂元くんは、仕事がコンピュー
  タとか楽器を使う仕事というのもあるのですけども、普段の生活がこう
  いう(と言いつつマイクのコードをつかみながら)線をシールドってい
  うんですか。コードとかシールドとかいっぱい使う生活してて、各部屋
  全てにテレビがあって、リビングでビデオを見てて、お風呂に入りたく
  なったらお風呂で続きが見られるというシステム(場内驚きの声…)。
  お手洗いにも綺麗に線が這わせてあって「あら、この線は何かしら?あ!
  テレビ!?」みたいな(笑)。24時間インターネットは当たり前だし、
  車もカーナビとか持ってるし、便利なものが好きで。私なんか寝室はコン
  セントからひっぱってきて、ベッドのランプをつけるので、2本しか線がな
  いのです。で、「坂元くんは何本?」って聞いたら、「30本ぐらい…」っ
  て(場内笑い)。そんなにたくさん線に囲まれて(笑)暮らしている坂元
  俊介くんです(拍手)。
   
  で、こちらが「Lira」の内田KEN太郎さんです(拍手)。ご存知のかたも
  多いとは思いますが、「Lira」という3人組でずっと活動していて、この
  あいだアルバムが出たので、お手にとって見てあげて下さい。
  (内田さんにマイクを渡しつつ)自分で言ってみますか?
   
  (内田さん)どうも(拍手)。こんばんは、「新居昭乃コンサート」へ
  ようこそ。皆さん、楽しんでますか?わたくし、今ご紹介いただきました
  ように「Lira」というユニットをやっていまして、去年の11月にアルバム
  「カラーズ・オブ・ラブ」を発売いたしました。皆さんのお手元には(と
  チラシを取り出して)、このようなチラシがあると思いますが、今日この
  会場でも販売させていただいております。今日は、新居昭乃ファン特別感
  謝ということで、通常3250円の15曲入りなんですけど今日はなんと!3100円
  で(笑)売り出してますのでもし良かったら、お手に取ってそのままレジ
  のほうへ向かっていただくといいかなーなんて思いまして。今日来れなか
  ったお友達のためにもう一枚とか(場内笑い)。あいにく持ち合わせがな
  い、あるいは今日は昭乃さんグッズ、たくさんあります。それで今日はちょ
  っとお小遣いがたりない、そんなときでも安心です。裏を見て下さい(場内
  笑い)。こちらのほうにですね、詳しく発送手続きが書いてありますので
  (笑)。
   
  (再び昭乃さん)
   
  では皆さん、わたくしの長い音楽生活の中でも、こんなに楽しい曲はこれ
  しかもう無いぞ、という曲をやりますんで、良かったら一緒に楽しんで下
  さい。「Rêve」。
   
15. 「Rêve」
  (ノリノリで踊りまでしてしまう昭乃さん。もちろん客席もノリノリで
   手拍子)
   
  あら、あたしったら(笑)。
   
  あの、私、最近ビーズとか紐で色々アクセサリーを作るのが好きになって、
  沢山すごい数を作っていて「あ!これどうしたら良いの?」っていうぐらい
  できちゃって。「あ!そうだ!」、「来ていただいたかたみんなにあげよう、
  お土産で!」とか思ったんですけど、それはちょっとまだ不器用なもので…。
   
  いつかきっと機械とかを買ったら良いのかもしれないんだけど、手で作る
  ものだからホント出来なくて、間に合わなくて…。色々とスタッフと話し
  あって、グッズを全部セットで買ってくれたかたにもれなく!とか思って
  いたんですけど…抽選になっちゃうのかな…?
   
  (場内「ええ〜!?」との声)
   
  でも、気持ちは「もれなく!」です(笑)。いま頑張って毎日作っています。
   
  (「ずっとまっています」との声)
   
  待っていてください(笑)。絶対作りますんで…(拍手)。でも皆さんご自分
  で作ったほうが良いものが出来ると思うんですけど(笑)。まあ、でも頑張り
  ますので。
   
  さて、皆さんと今日は、共鳴できたでしょうか(拍手)。
   
  では世界中と、世界の自然、全てのものと共鳴したいという気持ちで作った曲
  です。「音叉」、聴いて下さい。
   
16. 「音叉」
   
  本当にどうも有難うございました。
   
  今日、最後の曲を歌います。「メロディ」。
   
17. 「メロディ」
   
  どうも有難うございました(拍手)。

20:17終了。

終わってみると、あっという間でした…。今日のライブは、ステージ
と客席が一体化した、素晴らしいものでした。

ステージ上の昭乃さんは、マイクにすがりつくように、両手でしっか
りと握ってひたむきに歌っている姿が、とても格好よくて、綺麗で、
素敵でした。


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