顕家様の映画!?
映画を作るようになったのは、
“南朝に忠誠を誓った当時の子孫が昭和の世に再び霊山の地に集い、盟主北畠顕家卿の弧忠と奮闘を思想善導の資とし、併せて霊山の絶景を天下に紹介”
しようとしたということらしいです。(さすが、戦前!)
作成に当たっては、福島師範学校の池内相城先生が調査した資料を基に、東京在住の高木さんと言う方が脚本を書き、映画の撮影は東京松竹映画の監督・技師達が当たったそうです。
そして、撮影期間は3日間で、制作費は4千余円の巨費を投じたとあります。(この4千余円が現在の貨幣価値に換算するとどのくらいになるのか分かりませんが・・・)
また、撮影のために多くの武具・甲冑が必要であったため、相馬から200騎の大騎馬武者が参加し、地元の歩兵と併せて700余名に及ぶキャストとなったとか・・・
すごすぎです・・・!
『霊山史談』には、映画の配役や、映画のワンシーンの写真や記念撮影の写真が載せてあり、撮影時の苦労などが書かれていたんですね。
で、結局、どこに行けば見れるの?・・・と読み進むと、
ガーン!!
昭和18年の福島市役所の火事で、焼失したとのことでした。(ToT)/~~~
今では、何枚かのスナップ写真しか残っていないとの事で、非常に残念です。
まあ、配役がすべて素人ですから、名作とか傑作ではないでしょうが、それでもファンとしては見てみたかったですね。
というのも、昭和4年の製作ですから、おそらく今よりは風景や自然が顕家様の時代に近いと思うんですね。
映像を見ながら、顕家様が見た風景を心に描いてみたかったのに・・・
最後に、映画の配役は以下のとおりです。
地元の有力者といった方々が出演されているようですね。
| 役職 | 役名 | 設定年齢 | 演者 |
| 陸奥国司 | 北畠顕家 | 20歳 | 岡和田一男(原町市) |
| 白河城主 | 結城宗弘 | 67歳 | 日下金兵衛(福島電鉄社長) |
| 西館城主 | 伊達行朝 | 45歳 | 佐藤 澤(福島市長) |
| 国司執事 | 広橋経孝 | 30歳 | 青田常政 |
| 三春城主 | 田村宗季 | 40歳 | 菅野善三郎(霊山村長) |
| 亘 城主 | 武石高広 | 40歳 | 岡野吉郎 |
| 八戸城主 | 南部師行 | 35歳 | 吉井広吉(福島市会議員) |
| 掛田城主 | 懸田宗隆 | 50歳 | 菅野松吉 |
| 石巻城主 | 葛西清貞 | 50歳 | 青田国繁 |
| 春日局 | 30歳 | (記載なし) | |
| 附人若衆 | 30歳 | 岡和田信子 | |
| 江戸重忠 | 33歳 | 正木 蔚 | |
| 足利義詮 | 15歳 | 岡和田嗣男 | |
| 斯波家長 | 40歳 | 佐藤 貞(県議会議員) |
いつか、顕家様がメジャーになって、映画化、ドラマ化されることを祈っています!!
2008.3.28