第8回渓流保護シンポジウム

 「上高地の自然と利用を考える


 日本を代表する景観を持つ上高地には、現在年間約150万人もの観光客や登山者が訪れています。大勢の人が上高地の自然や景観を享受できることは喜ばしいことですが、宿泊施設やトイレ、道路、橋など公共施設の規模も大きくなっています。
 同時に安全対策として、河川工事、砂防工事、治山工事などが行われています。上高地で生活する人や利用者の生命や財産を守るために最低限の工事は必要ですが、そのことが景観や自然環境そして生き物に大きな影響を及ぼす恐れがあることもまた事実です。
 日本が世界に誇る「上高地」の保全と利用を今後とのようにしていったら良いのか、旅館関係者、行政、研究者、環境保護団体、市民などとともに自然と人との共生の道を探りましょう。

●開催日時…2008年3月22日(土) 13時00分〜17時00分
●開催場所…長野県松本市 勤労者福祉センター3階第5会議室
●参加費…500円(資料代)
●スケジュール
報告
  林野庁中信森林管理署
     「上高地国有林の保全と利用のあり方」
  信州大学山岳化学総合研究所
     「山岳地域における大気および水分の諸現象」

パネルディスカッション
      鳥居総一郎 上高地旅館組合組合長
      青柳 薫   上高地町会長
      赤廣三郎  松本市安曇支所長
      田口康夫  渓流保護ネットワーク代表
コーディネーター : 植松(信州まつもと山岳ガイド協会)
●主催 : 水と緑の会
        渓流保護ネットワーク・砂防ダムを考える