第7回渓流保護シンポジウム

 「砂防ダムを考える」


 近年渓流環境の整備計画の計画段階から「環境」への配慮や住民・市民参加が盛り込まれるようになりました。こうした理念を実のあるものにするために、新しい時代の渓流環境の考え方や近自然工法など環境に配慮した技術、そしてその現状について現場の住民や市民、学識経験者や行政関係者と共に認識を深め、意見交流を行います。

●とき…10月30日(日) 9時30分〜15時
●ところ…富山県民会館401号室/富山市新総曲輪4-18 TEL 076-432-3111
●参加費…500円(資料代)
●スケジュール
 9:30〜 9:40 主催者挨拶

 9:40〜10:40 「美しい川のためにーこれからの河川環境」
          講師 玉井信行(金沢大学工学部教授)

10:50〜11:50 「自然と共生する技術ー近自然工法について」
          福留脩文(西日本科学研究所所長)

13:00〜13:30 「富山県にかける取り組みについて」
           富山県富山土木センター 担当者

13:30〜15:00 「未来に残す渓流環境を考える−その現状とこれからの課題」
  パネラー
      玉井信行、福留脩文、高橋剛一郎((富山県立短大助教授)
      田口康夫(渓流保護ネットワーク代表)
      石黒完二(黒部川ウオッチング・富山市 大長谷住人)
司会 : 金谷敏行(黒部川ウオッチング代表)
《玉井信行氏プロフィール》
1941年愛知県に生まれる。1966年東京大学大学院工学系修士課程終了現在は金沢大学大学院自然科学研究科教授。工学博士。東京大学名誉教授。専門は河川工学・河川計画。主な著書に「河川生態環境工学―魚類生態と環境工学」(共編者、東京大学出版会)、「河川計画論―潜在自然概念の展開」(編者、東京大学出版会)

《福留脩文氏プロフィール》
1943年 高知県に生まれる。 1967年 東海大学工学部土木工学科卒業、建設会社に就職。1974年 叶シ日本科学技術研究所を設立、代表取締役に就任。 土木設計、自然環境調査を広く手がけ、今日に至る。・高知大学非常勤講師、四国地方整備局自然環境アドバイザー、  高知県文化環境アドバイザー、日本ビオトープ協会顧問など公職 多数。
 日本の風土に合った地域開発のあり方を模索し、近自然河川工法を最初に提唱し、日本の第一人者としてその意義や方法を紹介し、自ら川に入って工法を実践する技術者でもある。その全国の河川で実践活動を進めている。ニコル氏の住む長野県鳥居川など手がけた河川は全国に広がる。
●主催 : 黒部川ウオッチング・富山ネットワーク
        渓流保護ネットワーク「砂防ダムを考える」
○上記のシンポジウムは富山県全労済の「205年組合員環境活動助成」を受けて実施されます。
○なお、前日にはリバーウオッチングと懇親会が次のとおり実施されます。

■リバーウオッチング―八尾町大長谷川の変遷を見る・知る
日時:10月29日(土) 午後2時 八尾町村上山荘前集合(076-458-1354)  
場所:八尾町神通川水系大長谷川

■活動報告会+懇親会のご案内
現地見学終了後、夕食を兼ねて午後5時より村上山荘で懇親会を予定しています。会費2000円。参加される方は下記の連絡先に10月25日までにお申し込みください。なお、宿泊される方は同村上山荘で懇親会込みで7500円です。同じく、25日までにお申し込みください。宿泊者は朝食を食べた後、翌日の富山会場に移動します。(車のない方は主催者で考慮します。)