島々谷川北沢6号砂防ダムの水抜き口へ通じる
工事用道路復旧工事に対する質問書
 
松本砂防工事事務所所長
佐藤一幸 殿
 
 前回提出した「島々谷川北沢第6号砂防ダム建設予定地でのイヌワシ確認による計画見直し要望書」(1999.6.10)を受け、松本砂防工事事務所はイヌワシをはじめとする動植物や景観への環境影響調査中は6号砂防ダム工事を進めないとの事でした。
 
写真1 盛土の流出後('99/07/11)     写真2 盛土の流出前('98/11/07)
 
 しかし、1999年6月下旬の大雨によりワサビ沢トンネル排砂を使った盛土の一部が大きく流失し、秋にこの流出部の崩壊流出防止という事で土止め工事を行つた際、水抜き口へ通じる道路(盛土の仮設)を完全復旧させました。
写真3 盛土部の工事用道路復旧
 
 このことは、崩壊流失防止工事と盛土部の道路復旧工事を意識的に結びつけ、実質的に6号砂防ダム工事を進めたと言うことに他なりません。これらのことは環境調査中は工事を進めないと言う要望書への回答に反するものです。私たちは松本砂防工事事務所にこの砂防ダム工事を進めたことに対する理由について、文書にて回答をお願いします。
2000年2月7日
砂防ダムいらない? 渓流保護ネットワーク  代表 田口康夫
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