2004年8月23日
国土交通省松本砂防事務所長 今井一之 様
島々谷川6号砂防ダム建設に関する事では、代々の所長及び現所長の御努力により話し合いの場を持っていただき感謝しております。しかしながら今井所長になってから、これまで築き上げてきた市民との対話が十分果たされなくなってきています。つきましては抗議及び申し入れ書を提出いたしますので、善処と速やかなる文書での回答をお願いいたします。
記
1、環境調査委員会など傍聴に際して、差別的な資料の配布をやめること。
本年6月25日の第二回環境調査委員会傍聴において、委員会資料を傍聴者に配布しませんでした。しかも報道関係者には配布するという実に理にかなわない行いでした。私達はその場において東川副所長に理由を尋ねたところ、ホームページに載せるので配布しないと言うことでした。なおその後ホームページに載せることはありませんでした。またこの様な答弁では、報道関係者には配布し、私達傍聴者に配布できないと言う理由にはなりません。情報公開、住民参加の観点からみても、長野県をはじめとする公の委員会での傍聴時の資料配付は常識となっています。今後は住民差別とも言うような行為はつつしみ、資料は公平に配布してください。
2、住民の意見を聞く機会を設定すること。
後日、東川副所長は「委員会当日に意見箱のようなものを置く予定だったが忘れてしまった」と言いました。この様な重要なことを「忘れた」の一言で片付けられてははなはだ遺憾です。なお意見箱設置のようなもので、私達が前回堤出した要望書の「環境調査委員会の中で私達が発言できる場をつくってほしい」の主旨の代替にしてもらっては困ります。
3、環境調査委員会に住民の要望書などを提出すること。
第2回目環境調査委員会開催のおり桜井委員長に私達の意見が届いているのか聞いたところ、届いていないと言うことでした。私達は再度事務局を通して意見を提出しますので、事務局としての常識ある対応をして下さい。
なお、この件に関する今井所長のご見解を明示して下さい。
以上
水と緑の会 代表 竹内繁治
渓流保護ネットワーク「砂防ダムを考える」 代表 田口康夫