川は誰のものか 〜これからの河川政策を考える〜(ポスター:PDF)

<目的>

1997年に河川法が改正され、市民の意見がより反映される河川行政になったと言わ れるが、実態はあまり変化がなく、市民と河川の距離は依然としてあり、流域市民の合意形成の中で、「豊かな流れで、人々の生活を潤す川」といった実感が持てないままとなっている。
 このような中で、川と人のかかわりについて、考え、行動するきっかけにしたい。

<講師・講演内容>

 今本 博健 さん(京都大学名誉教授)  // 淀川水系流域委員会で培ったもの

日本の河川行政に大きな転換をせまった淀川水系流域委員会。延べ500回を超える委員会で、何が議論され、河川行政の在り方の何が問題であり、今後どのような取り組みが必要なのかを語ってもらう。

 福岡 賢正 さん(毎日新聞社)   // 川辺川の過去から未来

川辺川ダム計画が持ち上がってからの歴史を振り返り、今後の川辺川について、河川行政と市民活動の関係について語ってもらう。

 田口 康夫 (渓流保護ネット)   // 隠れた砂防ダムの功罪

大型ダムの建設は注目を浴びている一方で、砂防ダムは着実に渓谷に広がっている。そもそも建設目的もあいまいな砂防ダムについて、その実体を解き明かし、砂防ダムから谷川を守る取り組みについて語ってもらう。

<パネルディスカッション>   〜市民が変える・河川行政〜

 コーディネーター 福岡さん  パネラー 上記3名

<日時> 2008年 8月 9日(土)  13:30〜17:30

<会場> 福岡市中央区天神 アクロス福岡2F セミナー室2  70名

<共催> 子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る福岡の会 /
      球磨川からすべてのダムをなくして、アユの大群を呼び戻す会

<参加費>  無料 (カンパあり)