1997年に河川法が改正され、市民の意見がより反映される河川行政になったと言わ れるが、実態はあまり変化がなく、市民と河川の距離は依然としてあり、流域市民の合意形成の中で、「豊かな流れで、人々の生活を潤す川」といった実感が持てないままとなっている。
このような中で、川と人のかかわりについて、考え、行動するきっかけにしたい。
今本 博健 さん(京都大学名誉教授) // 淀川水系流域委員会で培ったもの
日本の河川行政に大きな転換をせまった淀川水系流域委員会。延べ500回を超える委員会で、何が議論され、河川行政の在り方の何が問題であり、今後どのような取り組みが必要なのかを語ってもらう。
福岡 賢正 さん(毎日新聞社) // 川辺川の過去から未来
川辺川ダム計画が持ち上がってからの歴史を振り返り、今後の川辺川について、河川行政と市民活動の関係について語ってもらう。
田口 康夫 (渓流保護ネット) // 隠れた砂防ダムの功罪
大型ダムの建設は注目を浴びている一方で、砂防ダムは着実に渓谷に広がっている。そもそも建設目的もあいまいな砂防ダムについて、その実体を解き明かし、砂防ダムから谷川を守る取り組みについて語ってもらう。
コーディネーター 福岡さん パネラー 上記3名
<共催> 子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る福岡の会 /
球磨川からすべてのダムをなくして、アユの大群を呼び戻す会
<参加費> 無料 (カンパあり)