好雪氏 提供
好雪氏提供
矢彦神社境内に立った一之柱=5日、辰野町小野 |
「小野御柱」と総称され、7年目ごとに開催される矢彦神社(上伊那郡辰野町小野)と小野神社(塩尻市北小野)の御柱祭は5日、それぞれ最終日を迎えた。矢彦神社では氏子ら約3千人に見守られ、小野、飯沼、雨沢の3地区が計4本の建て御柱を行った。
このうち「一之柱」は長さ約18メートル、直径1メートルのモミの木。柱に結わえたワイヤを人力で巻き上げると、徐々にせり上がった。「どうかご無事でお願いだ」と木遣(や)りが杉木立に響き、柱に乗った氏子7人と下で見守る氏子が「よいしょ」と声をそろえた。地区名などを記した垂れ幕が柱から下がり、熱気は最高潮に。
東日本大震災を受け、境内には「がんばれ東北」と書かれた幕が掲げられ、義援金を募る実行委員の姿も。一之柱と四之柱の実行委員長を務めた中村良治さん(56)は「祭りの自粛も考えたからこそ、皆で盛り上げようと気持ちが一つになった。地元の意気込みを発信できたと思う」と話した。