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日本動物看護士の会ニュースレター APR.1999 編集:おSARUまSTATION
こんにちは。春まっ盛りですね。この季節からはじまる忙しさに、体はもう慣れてきましたか?
張り切りすぎて体調を崩さないように・・・。まだまだ先は長いですよ。
| 第7回JVNTA主催セミナー 大きな笑いの渦とともに開催される! |
恒例となりましたセミナーが、先日、東京、大阪と開催されました。
前半は、看護士の会役員でもある坂田さんによる、豊富なスライドを使った発表、そして、
後半はどうやってみんなを笑いの渦に引き込むか、作戦をねって来て下さった埼玉の諸角元二先生による
神経疾患の動物たちのケアーについてのお話。
こんなに会場がリラックスした雰囲気で、参加者の笑い声が絶えないセミナーは初めてだったような気がします。
セミナーに参加して 《大阪府 M・Yさん》 *******************
先日、大阪で行われたセミナーに参加しました。
3月の末とは思えない冷たい寒い日でしたが、久々に電車にのって、大阪市内の会揚にむかいました。
今回は、‘動物をとりまく海外事情’と‘神経疾患の動物について’のセミナ一でした。
私自身も海外の動物愛護のことや、動物病院のことなどいろいろと興味はあるのですが、
怠惰な性格のため自分で勉強をするということもなく、今日まできました。
たまたま、ロスに住む友人が犬を飼うことになり、いろいろと相談をうけたのですが、
その時、アメリカの動物に関する施設のことなど詳しく聞く機会を与えられました。
そして今回のセミナーでもたくさんの施設や活動の話などを聞くことができ、とても勉強になりました。
そして、改めて日本の動物愛護に対する意識の低さを痛感しました。
10年以上飼っている自分の犬や猫に対しても治療の段階になると、
「たかが畜生ごときにお金がもったいない。」
といって治療を拒否される飼い主さんもいらっしゃるのですから。
機会があれば、海外の施設を見学してみたいなと思いましたが、飛行機が苦手な私にはなかなか勇気のいることです。
神経疾患の動物についてのお話もとても興味をひく内容でした。
普段の診察では見ることのない手術のスライドなどもたくさん見せていただきました。
犬の痴呆症についても人間との脳の仕組みや働きの違いなどをとおして詳しく教えていただきました。
今、てんかんの猫が治療にきているのですが、
「この子の脳のどの部分に疾患があるんだろう」と考えたりするようになりました。
また、私の病院には前肢の不自由な犬と猫がいます。
もっと、真剣にリハビリをしていれば、この子達も普通に歩いたり走ったりできたのかもしれないと申し訳なく思いました。
動物と人の心についてのお話も先生の動物に対するお気持ちがとても伝わってきました。
この内容に関しては人それぞれ考え方も違ってくるだろうなと思います。
今回勉強したことを無駄にしないよう、看護にいかしていけたらと思います。
諸角先生の講演を聞いて 《さとう動物病院 T・Kさん》*******************
今回のセミナー内容が、神経疾患というのを聞いたときは、正直言って、あまり興味をひく気はしませんでした。
なぜなら、神経というのは、とても奥が深いものだという印象があったからです。
きっと、難しい専門用語がたくさん出てきて、もしかしたら眠くなってしまうかも…と言う気もしていました。
でも、諸角先生のセミナ一は、私の想像していたものとは、まったく違い、笑いの飛びかうセミナーでした。
内容は、やはり神経疾患なので難しい分野ではありましたが、AHTむけの講義をして下さったので、
とてもわかりやすく、楽しく学ぶことが出来ました。
あと、私がとても、‘すごいなあ’と思ったことは、何頭もの亡くなった動物の脳を摘出させてもらっているという事でした。
やはり飼い主さんとの、信頼関係や、コミュニケーションがしっかりと、出来ていないと有り得ないことだと思うからです。
そこで、看護士の会の役員の方にお願いがあります。
みなさんも思ったかもしれませんが、もし諸角先生のご厚意でお許しが出れば、
ぜひぜひ諸角先生の病院のオープンホスピタルを企画してください。
楽しみにしていますので、どうぞよろしくお願いします。
| シリーズ 香港事情 歴史の中に見る動物たち Miyuki Chiba |
香港の良いところに、公共施設が低料金というのがあります。
博物館などの入場料は大人で150円位だし、毎週水曜日はよほどの特別展を除いて免費(無料)になります。
その「よほどの特別展」だって、せいぜいがとこ300円程度。
日本ではちょっとした展覧会でも千円札が必要なのに比べると、自然と足を運ぶ機会も増えるというものです。
芸術館を訪ねると、香港内だけでなく、マカオや中国本土から渡ってきた絵画や陶器を観ることができます。
そんな作品の中に、身近な動物の姿が刻まれているのを見つけると、何故だか嬉しくなってしまいます。
洋の東西を問わず、昔から人の生活にとけ込んでいるのは、犬・猫・鳥ですね。
古代エジプトのミイラ猫のような特殊例もありますが、日常の中に描かれる動物の姿にも、今と変わらぬ愛情を感じられます。
先日、面白いものに出会いました。
漢時代(紀元前200年頃)の作品に、犬の焼き物像があったのです。
四川型と呼ばれるこの像は、大柄なパグの体型にやや皺の少ないシャーペイの顔を付け、ボストンテリアの耳と、
長めの立派な巻き尾を持って仁王立ちしていました。
写実か、等身大かという疑問はありますが、当時の中国犬ってこんなだったのかしら、と楽しい想像をさせてくれます。
何よりも驚いたのは、この犬が着けていたハーネスです。
前肢を挟んで首側と胴側に輪があり、腹側は一本の紐でつながれて、背側は直接環で留めてありました。
この環にリードをつないでいたのでしょうね。
ハーネスは幅広で、皮紐のように感じました。現在使われているものと全く同じ形です。
この犬は、何だかお金持ちの飼い犬だった気がします。
同じ頃の作品に別のタイプの犬像もあり、こちらはスリムな雑種体型で長い直尾、顔に皺はなく、
長い立ち耳の先がちょこっと前に折れていました。
首輪も何もつけていません。同じタイプの犬とじゃれ合う姿が生き生きとしていて、微笑ましい作品でした。
さらに遡って唐時代(紀元前600〜900年)の作品で、馬にまたがり弓で狩りをする人の傍らに、お供している猟犬がありました。
犬のタイプは前述雑種体型に近く、馬との対比からあまり大きくなさそうでした。
獲物は兎・鳩・尾長の鳥で、大収穫の帰路、飼い主と楽しげに森を抜ける犬の喜びが伝わってくるような像でした。
日本の昔の絵画にも、絞りの首輪をして紐につながれた猫が描かれていたりしますよね。
ひょっとして皆さんの身近にも、そういった人と動物の歴史を感じさせる作品があるかもしれません。
次のお休みにでも、ちょっと覗いてみませんか?
スタッフの一員になって 《宮崎県 隅田どうぶつ病院 K・Sさん》
最初に副会長の話を頂いたときには本当にびっくりしました。
この会には2年前の第3回セミナーの時からの参加で、「何かおもしろそうな会だな一」と言う軽い気持ちで入ったのですが、
いつの間にかすっかりはまってしまっていました。
九州の宮崎で開業獣医師の夫と2人だけでこじんまりと、でも仕事に生き甲斐を感じながら毎日を過ごす2児の子持ちVT(3?才)です。
年齢を無意識のうちに忘れてしまうおばさんVTですが、キャリアとしては今だ浅く毎回セミナーの先生の話についていけず、
トホホ状態の私です。
スタッフとしてこんな私にできる仕事があるのか不安ですが、会長の石田干晴さんを始めスタッフの皆さんが
とても魅力的な方ばかりなので、わたしも少しでもVTとして、人間として向上していきたいという気持ちで一杯です。
VTによる、VTのためのこの会を設立されたスタッフの方々のパワーを身近に感じ圧倒されそうな私ですが、
自分自身のため、会のために、常にPOS1TlVEな姿勢で取り組んでいきたいと思っています。
地方VTにとって、年2回の中央でのセミナ一は、セミナ一の先生の話は勿論のこと、
他のVTさんの質問や意見を聞くことがとても新鮮な刺激になります。
会も設立して丸3年が経ち、会員一人一人が今後の会の方向を真剣に考えることで、
より一層私たち動物看護士の意識、地位の向上につながっていくのではないでしょうか。
できれば将来、地方にも分科会や支部というような日常の意見交換の場を作っていければいいですね。
ちなみに私はこの会を通じて、県外のVTの方々と何人も知り合いになれて、とてもよかった!!
と思っています。
セミナーで声をかけてくださる方、どうもありがとう。これからもよろしくお願いします。
PS 先週から、事情で飼えなくなった黒ラブのラブちゃん(10ケ月)が同居を始め、
朝の苦手な私も1時間早起きをしている今日この頃です。
事務局からのお知らせ
景気の良くない近頃、地域振興券の給付による子供達の動きとともに、動物病院も動き始める季節となりました。
もう、病院の居候達の狂犬病接種、ノミの予防は済ませましたか。
春のセミナーに皆様御参加ありがとうございました。
諸角先生の楽しい講義の中身は、とても厚みがありました。先生に感謝申し上げます。
本年度の総会では、役員の異動はほとんどなく、前年度副会長の澤田雅美に加え新しく副会長として
隅田久美子が承認されました。
来年度は、皆様にもぜひ立候補をお願いいたします。
事業計画としては、近い将来にわが会を法人化していくための準備を、本年度より始める予定です。
(NPO団体を国が保護するという法律の改正があったため)
また、ニュースレターの編集部が総会の承認を得ておSARUまSTATIONにかわりました。
今年度も皆様のご協力を心よりお待ち申し上げています。
今回のセミナーの参加者
東京会揚:31名 大阪会揚:36名
今回のセミナ一開催にあたって賛助会員さまのご協力に感謝いたします。
会揚をお貸しいただいた大日本製薬さま・大阪ペピイ動物看護学院さま・
ブースをだしていただいたチクサン出版さま・インターズーさま・シービーフーズさま・JRDNさま
ありがとうございました。
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