小田原建築探偵   
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幻のプラスッティックハウス VENTURO〜5



同じ様な角度からVENTUROを眺めてみる。
元の色と同じ様な色にしたと言う証言から写真
と同じカラーだったのかも知れない。


VENTUROが何故此処にあるのか?証言に
よれば、30年以上前から此処にあったとされ
この会社が買ったものでは無く、以前この場所
にあった会社が置いていったものなのだそうだ。


その置いていったVENTUROを引き続きずっと
使用しているそうだ。その置いていった西武系
の会社の歴史の中に見つけた僅かに一行。


”1976年1月トーメンよりカプセルハウスの
製造、販売権を肩代わり

(トーメンとは、 かつて存在した上場、総合商社)



このたった一行にあるカプセルハウス。これが
此処にあるVENTUROと大きな関連がある
のではないかと推測される。


このカプセルハウスこそがVENTUROであった
可能性は極めて高い。販売用の製品、或い
は展示品が此処にあっても不思議ではない。


そうなると1976年頃からこの場所にあった
可能性が高い。今から約30年以上前証言
とも一致する。



日本に殆ど現存しないと言われるVENTURO。
日本にいくつ存在していたのだろうか?金額は
いくら位だったのだろうか?そしてこの一体が
現在唯一残っているものなのだろうか?