小田原建築探偵   
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幻のスカンジナビア館part2 〜完


2005愛地球博、北欧共同館の名の許に
集まったスカンジナビア諸国。パビリオン
側面に掲げられた各国の名が記された垂
れ幕に大阪を連想する。


小田原万博探偵ブログ
で”愛地球博で
大阪万博を探す”と題し大阪万博の幻影
を探していたが、北欧五カ国の国名を記
した垂れ幕は大阪そして石狩に移築され
スカンジナビア館側面に付けられたプ
レート
に等しい。


国名の並べ順は大阪の時とは違うが特に
決りはないのだろうか?

愛地球博の外国パビリオンは画一的な形
をしたものが殆どだ。各国パビリオンの違
いは正面の装飾のデザインの違いにしか
見出せない。


この北欧共同館はこのビニール製の垂れ
幕が一面に下がっているけだ。涼しげでシ
ンプルで良いと言う意見もあるが..この程度
のディスプレイはデパートでもありそうだ。


柱が無いとサッパリ感でいっぱいな姿は
は大阪の時と同じ。ここにはプラスマイナ
スの柱が一本欲しかった。大阪万博、多く
のパビリオンの中で一本筋の通ったテー
マを主張をしたスカンジナビア館。一本
の柱はその証と理解した。


”自然の叡智”をテーマに自然と人、地球の
過去と未来、豊かな地球交流を体感する愛
地球博。多くのパビリオンで地球環境に関
するテーマを目にした。


「一番いい国フィンランド」謎の呪文の
解き明かし。愛地球博の真ん中で勝手
に想像した彼女の名を叫ぶ。
アンコネーン。


「 どういう風に住んでるとこ綺麗に守りま
すか」35年前の問いかけ。それは現在
益々重みを帯びてくる。北欧共同館の入
口にマイクを手にした彼女の幻影を探すの
だった。


(幻のスカンジナビア館part2 完)

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