小田原建築探偵   
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幻のスカンジナビア館part2 〜20


左下はMさんの自転車だろうか?これ
が大阪万博スカンジナビア館の本当に本
当、最後の最後の姿。スカンジナビア館
最後の日と云っても差し支えないだろう。


万博閉幕後各地に移築された幾つかの
パビりオン達。その多くが移築当初は珍
しがられるもやがて、忘れられていった。
それらは多分、注目もされず、第二の人
生の終焉をむかえ、解体されていった。


移築後のスカンジナビア館も例外ではなく
経営会社の消滅と共に閉鎖され、木立の
中で廃墟化していった。その最後の姿を
撮影したこれら本当に貴重な写真を提供
して下さった Mさんに改めて感謝したい。


もう一つMさんからの仰天話。何とMさんが
この解体現場から持帰ったものがあると
云う。それは...スカンジナビア館の四面を
囲う、パイプ群の一部。


大阪万博パビリオンの化石。それは実家
にある筈だという。驚いた。


まさか..幻のスカンジナビア館のカケラが
残っているかも知れないなんて。


是非。見てみたい。との私の要望を受けM
さんは実家にある筈の大阪万博の化石を
探しに行ってくれたのだが..事はそう旨くは
運ばないもの。御実家の何処を探しても見
つける事は出来なかった。


もしこれが見つかったとしたら(私の中の)
今世紀最大の発見の一つとなっていただ
ろう。

の一つと書くのは他にも発見されて欲しい
大阪万博の遺跡や化石が沢山ある事に
よる。

例えば別府に行くと言われ行方不明のビ
ルマ館
、会期終了後、神戸に貸し出される
も行方不明となった太陽の塔地下にあった
地底の太陽。


モスクワに帰ったと云われてから行方不明
のソ連館のてっぺんの国章等々。


スカンジナビア館の塩ビパイプが今回新た
に行方不明リストに加わった。


しかし天下の岡本太郎の作品が貸し出し
中に無くなってしまうなんて事ありえるの
だろうか?行方不明で済む事なのだろう
か?私物にしている誰かがいるのだろう
か?ウー・ウォンテッド。


Mさんが持帰ったスカンジナビア館の化石
は捨てられていない可能性のが高いそう
なので大発見の連絡を心待ちにしている。