小田原建築探偵   
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幻のスカンジナビア館part2 〜3


写真はグレータ・サルモンセンさん(こちらは
本名当時19歳)
はノルウェーのホステスだ。

彼女の取材を掲載した本の内容が結構
とんでもない内容なので抜粋してみる。

Q.スカンジナビア館はお祭り気分いっぱい
の会場で公害問題を取上げるなんで真面
目ですね。

A.世界各国が共通して直面している公害
の恐怖を訴えるのは万国博のテーマには
ピッタリでしょう。

だからお客様にも一生懸命説明します。
でも「さっぱりわからん」という人が多くて
悲しくなります。


Q.北欧となればもっと別の事を期待して
いるのでは?

A.ああフリーセックスですか。なかにはこんな
公害よりフリーセックス(スウェーデン製ポルノ
映画?)をなぜ見せないと無茶なことをいう人
がいて困ります。

他のホステスも日本に来るまでは、そんな
言葉があるなんて知らなかったそうです。

多分アメリカ人の旅行者が興味半分に言いふら
したのでしょうがこんな迷惑な話はありません。

大体これはスウェーデンの事を指していて
ノルウェーのサルモンセンさんには関係の
ない話であるし、19歳の女性に対する質
問にしてはエグイのではないか。

今改めて評価が高いスカンジナビア館。

それは環境問題に対して未だ関心が薄く
「さっぱりわからん」という人が多かったり
フリーセックスと云う答えを導き出そうとす
るインタビューをする輩がいたり、公害よ
りもフリーセックスをみせろと云う人が多
かった時代に、現在最も重要視されてい
る環境問題を取上げた先見性に対する
評価でもある。