小田原建築探偵   
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幻のスカンジナビア館〜17 04.07


前の写真正面に写る北欧五カ国のカタカナ
表示とスカンジナビアの英字。てっきり移築
後の後付けかと思っていたら”万国博を支
えた人々”という記念本に上の写真を発見。

パビリオン側面に付いていたパネルも一緒
に、持って来たのだ。この角度からのパビ
リオンの写真に、このパネルが写っていな
いものもあり、こちらこそ会期中後付けされ
たのかも知れない。

やっと初めて見ることが出来た移築後の姿。
おぼろげにしか見えて来ない移築後の中身。

親善友好のパビリオンとはいったい何なの

だろう?北欧五カ国の高度な文化を紹介
する目的は?

Uさんの言う宅地販売促進だ
けが目的なのか?
土地の販売促進にスカンジナビアン効果があ
ったのか?あると考えられての移築だったのか?

調べる程、疑問点が増える。牛鍋さんの調査
ではこの会社社長は文化財団も創設している
と言う。

国際感覚豊かな青少年育成をひとつの目的

とする財団の方針から本気で国際交流を行う
為の場所と素直に受取っても、しっくり来たり
もする。

最終的に会社は消滅してしまったが何せこの
社長(故人)長年北海道の長者番付に登場す
る程の、お金持ちだったのだそうだ..

”幻のスカンジナビア館”も既にページ数17。
10月より主に休日に製作しているのだが早
2ヶ月経過。年内UPも危うくなって来た。

ここ迄、ラッキョの皮を一皮、一皮むくように
はたまた、ロシアの民芸品マトリョーシカ
核に辿り着くように、北海道に甦った万国博
の幻を追い求めて来た訳だ。それはまるで
未だ訪れた事がない北欧諸国を旅している
かの如く、遥かなる遠い旅路だ。

20年以上前に石狩に消滅してしまったパビ
リオンを求める長い長いバイキング船の旅で
もある。

スカンジナビア館を追い求める旅は図らず
もバイキングの旅に相通じるものであった
とは!凄いこじつけに我ながら感心する
ばかりである。

目指すは見知らぬ 憧れの 黄金に輝く 大陸さ
地球の海は 俺達仲間じゃないか バルトの海峡北極も
GO GO GO GO バイキング バイキング バイキング
男の燃える 魂で 嵐の中の 航路をゆく
冠二郎”バイキング”より

そして、最近入手した資料によりスカンジナ
ビアンパビリオンの姿が遂に明らかとなる。