小田原建築探偵〜大阪万博編 | |||
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万博徒然草3〜第2回太陽の搭内部公開2003.12 | |||
”テーマ館入場まであと60分以上” 61分でも33年でも60分以上なのだが 私の場合は33年だった。 表示を敢えて1時間としなかったのは意図 的なものかどうかは不明だが当時この看 板前迄到 達した人は何を思ったか? 「まだあと1時間も並ぶのか」か前向きに 「よしあと1時間だ」ととるか。 この地点が行列最終尾であったなら「おっ、 一時間待ちか...並ぼう」の 三通りくらいか? 前回の入場時は、あまりの興奮で搭内部 や生命の樹を見るには見たが詳細部まで 深く観察する事が出来なかった。 観察はしていた。いや凝視と言うべきか。 視界には入っていた。が脳に達していな かった。 最初で最後?次はいつか解らない。背水 の陣で臨む。脳裏に深く刻むつもりであっ った。搭の中に存在している事自体に深く 酔いしれていたのだ。 今回は2度目ということで前回より、より深 く観察してみようという目論みだ。只ここで 何がどうと書こうとしても私の観察力では、 うまくお伝え出来そうもない。 感じたままを綴るだけ。 Don’t think! Feell! 考えるな!感じるんだ! ”燃えよドラゴン”より 前回も書いたがこの内部公開は本当に画 期的な企画だ。33年間の封印が解かれ た空間は現代における数少ない”秘境”。 燐として立つ生命の樹は幻の秘仏。 内周を囲う深紅の鱗壁。 あぁありがたや..ありがたや.. 塔内は岡本太郎が作り出した巨大曼荼羅 の世界。秘宝、生命の樹は五重の搭にお け る心柱(しんばしら)と言えよう。 太陽の搭は 御神体、未来に向かって延 びる生命の樹は御神木。本当に神々しい 日本の宝だ。 写真はマニアエキスポ2の時のもの |