小田原建築探偵〜大阪万博編      
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万博徒然草16 〜万博御朱印2


調子が出てきたので、もう1枚作って
みた。奉拝、宇宙劇場。


鉄鋼館スペースシアター。スペースシア
ターの訳が宇宙劇場で正しいのかは解ら
ない。



鉄鋼館のテーマである”鉄の歌”の角の
朱印、宇宙劇場の上には鉄の元素記号
Feを配置してみた。

これまさに鉄の御朱印。



鉄鋼館はホワイエと呼ばれる空間と
スペースシアターと呼ばれる劇場と
で構成されている。




ホワイエと呼ばれる空間はイベント
等にも利用され、前述のマニアエキ
スポでも開放された。この部分は外
からガラス越しに内部の様子を見る
事もできる。



開催当時、展示されていた彫刻も取
外され現在内部は何も無いガランと
した空間だがホワイエは見て入る事
ができる当時のままのパビリオン。こ
こに入る事自体貴重な体験でもある。




そのホワイエの壁ひとつ隔てた向う
側にある閉ざされた空間。封印され
た世界。それがスペースシアター。


太陽の搭内の生命の樹が限定なが
ら公開された現在、スペースシア
ターは公園内の唯一、最後の秘境。




鉄鋼館スペースシアターは現在も鉄鋼
館内に残る音楽堂。恒久保存される予
定で建設され、永久保存される予定で
最新鋭音響設備が導入された円形劇場
は万博閉幕後、1度の演奏会も行われ
ず公開もされずに眠ったままだ。





閉ざされた闇の中に吊下げられた球形
スピーカー群。それらはまるで宇宙空間
に浮ぶ惑星をイメージさせる。


これ即ち宇宙劇場。





この空間が一般公開される可能性は
残念ながら極めて低い。このまま
宇宙
の闇に閉ざされたままなのか?


奉拝出来たら本当に幸せだ。



05年初旬万国博美術館、ホール三越
レストラン跡が完全に撤去された。


鉄鋼館の行く末もかなり危うい状態だ。

永久保存、恒久保存...。.


あの約束は、いったいどこへ...?



(取敢えずこの章、完..)


2011.08追記

その存在が危うかった鉄鋼館だっ
たが2010年3月、万博40周年の
年 EXPO70パビリオンとしてめ
でたく蘇った。