小田原建築探偵   
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ケンタッキーフライドチキンのパッケージ


S氏所有の当時会場で販売されていたケ
ンタッキーフライドチキンのパッケージ。
側面には 1970 JUNEの表示が確認
出来る。


このパッケージのくたびれ感は1970年
からの経時変化だけによるものでなく、S
氏の万博ミュージアムなどで公開され
「へぇー、これが日本初上陸の時のケン
タッキーの箱なのか!」と数多くの人に
触られた為でもある。


 ケンタッキー社のサイトを見ると大阪万博
では1日280万の売り上げがあったと記
載されている。


手元には万博協会発行の「日本万国博覧
会食堂・スナックガイド」と言う会場での全
飲食施設と主なメニューと金額を表記した
約100ページの資料があるのだが、何故
かケンタッキーは記載されていない。


この箱は4ピース位入る大きさだが、当時
会場でいくら位で販売されていたのだろう。


この資料で当時の会場での食べ物の金
額を知る事が出来る。例えばビールは
150円前後、コーラは70円前後、そば
が150円位でカレーが200円〜300
円位となっている。

この中では一番高いものとしてフランス館
レストラン「コンコルド」でのフルコースC
4550円の記載がある。


メニューは大体がオーソドックスなものが
多いが万博寿司やエキスポ定食、EXPO
ランチ、エキスポ天国など万博らしいネー
ミングのものも発見できる。


国内一号店は1970年名古屋店となっ
ているが、この1号店も現存していない。

ちなみに、この瓜破店は名古屋店と同時
期にオープンした2号店だったらしい。