.

 小田原建築探偵〜大阪万博編 2002.10
HOME INDEX ←BACK NEXT→
32.遺跡を超えて カンボジア館〜6

当時の正面のマークや階段は既に
取除かれてしまっているが全体的な
イメージは全く損なわれいない。維持
管理もキチンと行なわれている様子
で「何とか生き延びている感」は感じ
られない。

が、その事は万博遺跡だから大事に
されている言うことでもなさそうである。
この地域の人々にとって、この建物は
あくまでパビリオンと言う名の集会場
なのだ。

カンボジア館であった期間よりも
集会場としての期間の方がずっと
長いのである。第2の人生を真面目
に、実直に生きてきたのである。

地域に根付いているのである。
愛されているのだ。立派である。