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 小田原建築探偵〜大阪万博編 2002.03
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28.どうなる?フジパンロボットpart3


ロボット達は一日15回の演奏を行っていたが
揃って演奏したのは最後の数分のみで、あっ
けなく終了して
しまった。



1970年生れのロボット達も既に32歳。

人間社会では働き盛りの年齢なのだが日々
進歩するロボット社会では人間の数10倍の
早さで歳をとる。


実年齢としたらは約350歳だろう。

一日15回の演奏は彼らにとっては非常に
過酷な労働なのだ。


ストーリーは「もうだめだー」とか「動け
ないー」
弱気なロボット達に新しいロボットが
エネルギーを注入し演奏
を始めるという、
まさにノンフィクションストーリーとなっている。


ロボット達は手塚治虫のアイディアによるもの
だが、この悲哀感も手塚作品に通じるもの
がある。



2002年3月で児童総合センターは休館してし
まったが、その後彼らロボット達はどうなってし
まったのだろうか?


分散ではなく、まとまった状態での保存が望ま
しいと思う。



PSその後、ロボット達と建物はそのまま
残され2005愛地球博でわんパク宝島
として再公開された。しかし公開のされ方
は何ら変化は無く相変わらず建物の片
隅にひっそりと置かれている寂しい扱い
だった。