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 小田原建築探偵〜ドリームランド編2002.03
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4.懐かしのドリームランド
白黒写真とパンフ2
ドリームランド
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物語は、01年秋、地元小田原で
年に数回催される青空骨董市での
事だった。ある婆さんの店で昔の
ドリームランドのパンフレットを発見
したのだった。この時見つけたのは
後で紹介するものより更に古く、開園
間近に製作されたと思われる貴重な
パンフレットである。こんなパンフレット
が存在していたなんて知らなかった。

がらくた好きの私から見ても、単なる
がらくたにしか見えない物ばかり並べ
ている、この店に何故こんな物が置いて
あったのかは後に判明するのだが..

「おばちゃん、いくら?」と聞いてみた。
たしか¥700と言ったと思った。
特別高い値段ではなかった。今でも
家族に”くだらない”とか”そんな物に
何故?”と言われる物に沢山のお金
を払ってきた私である。この時に何故
買わなかったのか今、考えてみても
不思議である。イラスト中心の内容に
気が向かなかったのかも知れない。

案の定、帰ってから「何故買わなか
ったんだ!」と自分を責める日々が
続いた。パンフの幻想が広がり何か
凄い大魚を取り逃がしたかの様に
思えてきたのだった。