小田原建築探偵〜大阪万博編
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ドイツ館に似た、なにわの海の時空館



総工費176億円をかけた、この建物。
内側の見どころは、このドーム型の天井
とトラス。


中には浪華丸と言う昔の貨物船の復元
品が展示してある。レプリカと言っても、
この場所に収まる直前にたった一度の
航海をしたらしいが...。


このレプリカ船を囲む様に「海や港とと
もに発展してきた大阪の歴史をはじめ
広く人と港とのかかわりなどについて
楽しく理解する」ため展示が4層に渡
って構成されている。



時空館は観客動員数が伸び悩んで
いるそうだ。確かに私の行った日も休
日だと言うのに、空いていた。



しかし、メイン展示が何故レプリカなの
だろう?しかも、館内のど真ん中にデン
と鎮座している。建築当時の写真を見る
と、この船を館内に入れてから別の場
所で製作した屋根を、被せた様に見え
る。



この船も10億円位かかったらしいが
176億円の中の10億円となれば大し
た金額に思えないのが不思議だ。