小田原建築探偵   
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別府湯煙旅情〜幻のビルマ館 万博遺跡 蟻地獄 完


夢にまで出たビルマ館。湯煙の隙間から現れた
その姿はこんな感じ。

追い求めていた大阪万博”最後の幻”ビルマ館の
真実を追い求める旅。別府湯煙旅情 万博遺跡
蟻地獄。


あるのか?ビルマ館。
あったのか?ビルマ館。
運ばれたのか?ビルマ館。

どうなんだ?ビ・ル・マ・カ・ン。

最初のページで、しつこく問うたその行方。は


”やって来ていたんだな” ビルマ館。だった。


ビルマ館は確かに別府までやって来ていた。


だけど残念ながら再構築には至らなかった。


世界仏教センター開館への道のりは険しかった
様だ。別府港から陸揚げされ、とある畑まで運
ばれて来たビルマ館。


パビリオンの部材の一部は、某寺院本堂の
装飾に使われていた。パネルは積重ねたま
まとなった。パビリオンのてっぺんは数年間
放置され、廃棄となった。


ビルマ館の入口に鎮座していた竜は40年弱、
鎮座したままとなった。それはだるま大師の
9年間を上回る。


このままにしておくつもりと言う2対の竜は
畑の土となってしまうのか。


来春オープンすると言われている鉄鋼館
万博記念館。大阪まで戻ってくるのも選択
肢でもあるが。


世界仏教センターには、ならなかったが
せめて、別府地獄めぐりの何処かに再構
築されたていたならば...


ワニあり、ピラニアあり、カバあり、仏像あり
植物園あり、地獄温泉たまごあり、温泉プリ
ンあり.....近くには別府秘宝館あり...


ある意味何でもありの別府地獄めぐりに
ビルマ館があっても何の違和感もない。
むしろこれ程ピッタリはまる場所は、なか
なか無い。


どっぷりはまった万博遺跡、蟻地獄。
はまった地獄は温泉の様に心地よく
抜け出すのは容易ではない。

別府湯煙旅情〜幻のビルマ館。万博遺跡蟻地獄。
(完)


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