小田原建築探偵   
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別府湯煙旅情〜幻のビルマ館 万博遺跡 蟻地獄11


一番上が当時の写真。下、二枚が現在
の写真。各部分の細かい装飾が未だ
残っているのが確認出来る。


万博ガイドブックには”ビルマ館は建物
自体が様々な装飾を施した芸術品で
ある”と書かれているが、その入口に
鎮座していた二頭の竜も芸術的な出来
栄えをしていた事が解る。


大阪万博のパビリオンは会期終了後
解体される事が決まっていた。会期が
終了すれば取壊される悲しい運命。


しかし”半年間持てば良い...”なんて
事を無視したかの様に作られたもの
も多くある。


この竜も、じっと見ているとそんな感じ
がしてくる。
”半年間の為の一生もの"


しかし惜しいかな、長年の屋外放置に
よる竜の劣化は相当激しく、付いてい
た飾りも自然に取れてしまっている箇
所が多い。


これが屋内で保管されていたら、これ
程までの劣化にはならなかっただろ
う。

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