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 小田原建築探偵〜大阪万博編      
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 月曜の 広場に眠る 鉄鋼館
げつようの ひろばにねむる てっこうかん


当時会場には曜日の名前が付いた広場
があった。万博公園入場門を入り右へ右
へと進むと月曜広場と呼ばれた広場跡
付近に鉄鋼館はある。

開催当時から残される事が約束された
パビリオン。

<眠れる鉄の巨象>は、公園のまさしく
片隅に静かに時を過ごしている。

残しておいても少しもジャマではない。
眠っているものを、起こしてはならない。
この建物まで壊してどうする?



2010年の追記

2003年エキスポタワー
2005年万博ホール、美術館と約30年
以上生延びた万博記念公園の万博遺跡
が相次いで取壊された。そして開催当時
恒久保存が約束された鉄鋼館にも取壊し
の話が囁かれるようになる。

その時に、やりきれない思いで詠んだ句
である。

壊すと言ったら、どうわめいたって、それ
が覆る事は無い。

遂に鉄鋼館も...中に封じ込まれたスペース
シアターも1970年以降、とうとう陽の目を
見ずにガレキの山となるのか...。

それが....
どこで、どんな風に風向きが変わったのか...

2010年3月エキスポ70パビリオンとして 
蘇った。何がどうなって、こうなったのか?
全くの謎である。

が、どんな理由であれ、この事は本当に
嬉しい出来事。一方、もう少し早く何かが
何とかなってエキスポタワー、万国博ホ
ール、美術館が生延びていたらなぁ...
って思う。


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