小田原建築探偵〜熱海編      
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風雲! 熱海山15〜風雲文庫  


ここは入場券売場と言うものは無い。
駐車スペースも殆ど無い。団体客を拒
しているかの様でもある。

門をくぐりしばらく歩くと、きっとセンサーが
あるのだろう「見学ですか?」突然女性の
方が現れ少し驚く。


風雲文庫は二つの建物内の展示で構
されている。一つがこの八角塔。
見学が
終わると”ヒーローの家”と
名付けられた
別棟地下展示室に案内
される。

まず最初、八角塔へ登る。この謎の塔を
目指してやってきた訳なのだ..が「来ちゃっ
て良かったのかなぁ」との思い。

尋常でない雰囲気。

塔内に入る...流れてくるのは..軍歌..展示さ
れていたのは太平洋戦争の遺品。戦争に
関する多数の品々..だった。

掲げてあるプレートには「戦時遺品、それは
最良の教師である」の文字。

塔内に流れ続ける軍歌。重い.....。

暗いではない。重いのだ。重すぎる。

展示品を見ながら塔を登る。最上階に安置
されている風雲乗り切り観音に辿り着く。

塔内に埋め尽くされている戦争の展示品に
一切の遊びなし。


戦争体験もなく人類の進歩と調和ばかり追い
続ける私には重過ぎる。