寸法把握のための8ポイント |
自車の寸法把握が運転にとって大切である事は以前にも触れたが、では、初めて運転するクルマにおける
運転席からの寸法把握は、どのように行えば良いのであろうか。
ここで筆者が提案する方法が8ポイント法(命名したのは筆者なので、「えいとぽいんと」と言っても世間
では通用しないので注意)である。
上図は自車を上から見た図で、黒い四角はタイヤの位置とする。助手を一人用意しⅠ~Ⅷの位置に
立ってもらう。(助手にはⅠ~Ⅷまで順番に移動させるが、各位置で留まってもらう事)自分は運転席に
着いて助手の位置を随時(移動中も)確認する。
下図は、助手が上図のⅠおよびⅧ(前端)に位置する時の写真である。
助手がⅠおよびⅧ(前端)に位置する時、運転席から眺めると、助手の姿は下図の様になる。
この際にクルマの端の位置を把握し、目安とする。
クルマの左端にポールを立てる事を拒んだ筆者は
ワイパーブレードに赤いテープを貼っていた。
他人からすると、些か奇異だったらしい。
下図は、助手がⅡおよびⅦ(前輪)に位置する時の写真である。
助手がⅡおよびⅦに来た時は、自分の足首近くに前輪の車軸が位置する事を確認する。ⅠとⅡ(ⅦとⅧ)の
間の領域がフロント・オーバーハングとなり、俗に言う「天秤棒を振り回す範囲」となる。