BOX型に代表されるRV車の運転感覚がトラックと類似する理由

 自動車の回転中心は後輪車軸の延長線上に位置し、進行方向に直交する成分を与える役目が前輪である

(車両の中心と旋回軌道すなわち円が重ならないために内輪差を生む)ゆえに型の違いによる運転感覚

(自車の挙動予見)の差異は旋回時に大きく現れる

トラックの運転席は、乗用車とは異なりオーバーハング部に位置するため、運転士の背中で回転する事

になる。そのためトラックの運転感覚は、乗用車のそれとは一線を隔すのである

 右上の模式的上面図は運転席を真上から見た図である。 一定速度で回転する長い棒の先に運転席があると

仮定すると、乗用車の場合は円周方向(白い矢印:厳密には接線方向)に向いて運転する感覚だが、トラック

では半径方向(白い矢印方向)に向いて運転する感覚となる。(バスの最前列席に座ってみると良く分かる)

そのため、自車の挙動を直感的に把握し辛くなる

 よってトラックの運転は高い熟練を前提としている。(二種免という制度があるのもこれが原因であろう)

RV車の場合は、確かに運転席は前輪の後ろに位置する。しかし、なにぶん着座位置が高く、運転席が

前輪と近接しているため、乗用車よりはトラックに近い感覚が色濃く反映される

 以上の理由により、BOXに代表されるRVは初心者の導入車種としては不適切と考える