カーブを伴う後退のコツ |
下図に示す二つの曲線は、中央が交わっていない点に留意する。この二つの曲線をクルマの軌道とする。
大きな紙に上図を描き、模型を中央に乗せると下図の様になる。(ここでは、左旋回を例に説明する。
そのため、水色の軌道上に模型を乗せる)
ここで、ハンドルを左に切って前進すると、当然、下図のごとく水色の軌道上の未来位置に進む。
逆に、ハンドルを左に切って後退すると、下図のごとく青色の軌道上の未来位置に退く。
つまり、上図の前進と後退の場合を考察すると、下図に示すように、
前進の軌道を、点線の位置に置いた鏡に投影したものが、後退の軌道 |
と考えられる。ただし実際は、前進時には内輪差が、後退時には外輪差が発生する。
ところで
右手をハンドルの12時付近に置き、左手を助手席の背もたれに乗せ、 左に振り向くかたちで、後を眺めながら後退する場合 |
運転席から、どの様に見えるだろうか? 各自で考察する事を推奨する。
くれぐれも反対の反対を考えない様に注意する事。