解析結果    リア・パネルの有無 3

静圧分布図  リア・パネル有り (FW-24型)  サイド・ポンツーン断面 (走行速度:180 km/h

 (相対圧)

 

静圧分布図  リア・パネル無し (C-20型)  サイド・ポンツーン断面 (同条件)

 (相対圧)

 

考察

  上図はゲージ圧(相対圧)を示した図であり、緑部を標準気圧(相対 0気圧)とすると、赤部が正圧、つまり面を

押す作用をする事を示す。同様に青部が負圧、つまり面を引っ張る、もしくは吸うように作用する事を示す。

 

  ラジエーターの排気ルーバー近傍では、両者に目立った相違は見当たらない。ただ、ここに発生する正圧の原因が

ルーバーから排気される熱気とも考えられる。 排気を車体構造物から離れたところに放散させる試みとして、各車が

こぞってチムニーを装備するのだろうと考える。

(Fulcrum 著)